新居への引っ越しや部屋の模様替えを考えているとき、「どんな間取りにしようか」「どんなインテリアを揃えようか」と想像を膨らませるのはとても楽しいもの。ツイッターでは、こんな素敵なマンションが話題になっていました。

投稿主は、YouTubeチャンネル登録者数が約90万人の大人気ミニチュア作家「Hanabira工房/ミニチュア☺︎☺︎初著書『ちいさい世界(もの)づくり』発売中! (@Hanabira7878)」さん。

透明のアクリルケースを100円ショップで購入し、ケースそれぞれにミニチュアのお部屋を作り重ねて、「ちいさいマンション」を作ったそうです。

投稿された動画には、その製作工程の一部が映し出されています。

  • (@Hanabira7878より引用)

その過程を見てみると、マンションの外壁のタイルや床を一枚一枚丁寧に貼りつけ、ハンガーや冷蔵庫の中身など細部まで作られているのがわかり、その精細さに驚かされるばかり。

  • (@Hanabira7878より引用)

部屋がみるみると出来あがっていく様子に、見ていてとてもワクワクさせられますよね。

  • (@Hanabira7878より引用)

最後はアクリルケースで作った3つの部屋を重ね、屋上をつけたら完成〜!

この神業とも言えるミニチュアの世界は多くの人の感動を呼び、ツイートは2.8万件のリツイート、13.3万件のいいねを獲得(1月5日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「素敵です。見ててワクワクしました。ありがとうございます」

「もう なんと言えばよいのかわかんない、とにかく素晴らしいです」

「あ〜すごい〜心が癒される、本当にミニチュア作る人ってすごい、見るだけで頭の奥がじわ〜っと暑くなる、最高の動画です」

「このマンションに住みたいです」

「尊すぎて胸が苦しい」

「冷蔵庫の中、電気ついてたのびっくりです。アイデアがすごいです! 」

ちなみに、ツイ主のHanabira工房さんは、制作に関してこのようにもお話しされていました。

ツイ主さんに聞いてみた

今回は、制作者であるHanabira工房さんに、この素晴らしいミニチュアのこだわりなどについてお聞きしてみました。

ーー100円ショップのアクリルケースを使ってマンションを作ろうと思いついたキッカケなどがあれば、お聞かせいただけますか?

書籍を出したときに、初心者向けのドールハウスを紹介して「アクリルケース」を使ったのですが、上に重ねられる仕様になっていて、もしかしたら色んな部屋を作って重ねたらマンションのようなものが作れるのではないか!? と閃き、5ヶ月の制作期間を使って完成させました。

  • 2階の沸騰した鍋

  • 1階の机

  • 1階の苔むした絨毯(@Hanabira7878より引用)

ーー制作する際にこだわったところや難しかったところ、楽しかったところをお聞かせいただけますか?

作る際にこだわったところは、それぞれの部屋のミニチュア達の作り方を若干変えているということです。

例えば植物の葉ですが、1階の葉はレジンで出来ていて、2階の葉はジオラマ制作で使う「グラスアプリケーター」を使って葉を作っていて、3階の葉は樹脂粘土を水で溶かして本物に近づけるような薄さで作っています。

何故そんな作り方をしているのか? と思うかもしれませんが、そういった作り方の発見を制作をしながら見つけていくのが楽しいからです。

  • 1階

  • 2階

  • 3階(@Hanabira7878より引用)


こちらの想像以上に隅々までこだわりが隠されていたんですね! Hanabira工房さんが出版されている『ちいさい世界(もの)づくり / ワニブックス』という本では、これまでに作った作品や初心者向けのジオラマ&ドールハウスの作り方を紹介してくれています。この技術を学んでみたい方は、ぜひチェックしてみましょう!