パナソニック コネクトは1月11日、モバイルノートPC「Let's note」(レッツノート)の2023年春モデルを発表した。
直販「パナソニック ストア プラス」で構成を選べる「カスタマイズレッツノート」では、シリーズ初の第13世代Core搭載かつ、Wi-Fi 6Eにも対応した「FV4」が登場。「FV4」の直販価格は378,400円から。1月16日から予約受付を開始し、3月3日に発売する。
レッツノート FV4(パナソニック ストア プラスモデル)
14型画面を載せたFVシリーズは、職場だけでなく家やシェアオフィスなどでも仕事をする「ハイブリッドワーク」向けのモバイルPC。レッツノートではより小さく軽量な12.4型「SR」シリーズも用意されているが、SRは外出先など持ち運んで使う用途を想定し、より大画面のFVは在宅ワークを中心に腰を据えて使う用途を想定している。
2023年春モデルとして登場したFVシリーズ最新モデル「FV4」(型番:CF-FV4KSCCP)は、レッツノートで初めてプロセッサに第13世代Intel Coreを搭載し、Wi-Fiの最新規格Wi-Fi 6Eにも対応した。構成をカスタマイズできるパナソニック ストア プラスのみで販売する。
搭載プロセッサは1月3日に正式発表された、12コア構成のIntel Core i7-1360P(Pコア4、Eコア8)。性能重視のPコアにおけるターボブーストクロックが、FV3(パナソニック ストア プラスモデル時)で採用していたCore i7-1270Pの4.80GHzから、5GHzに向上し、パフォーマンスが高まった。プロセッサ周りの内部機構はFV3と同等で、CPU性能を最大化する独自技術「Maxperformer」も継承している。
通信面では新たにWi-Fi 6Eに対応。通信の帯域幅が広く、対応機器による干渉も少ないため、高速伝送が期待されている。また、ワイヤレスWANのカスタマイズ選択時に、FVシリーズで初めてeSIMを選択できるようになった。このほか、Web会議の音声をクリアに届ける「COMFORTALK」をはじめとしたハイブリッドワーク向け機能も用意されている。
画面は14型QHD解像度(2,160×1,440ドット)の3:2で、メモリは32GB、ストレージは最大4TBを選択できる。大型ホイールパッドも引き続き採用し、バッテリーパックはLとSの2種類を同梱。本体カラーはジェットブラックの1色となる。
OSはWindows 11 Pro。主なインタフェースは、HDMI出力、Thunderbolt4対応USB 3.1 Type-C×2、USB 3.0 Type-A×3、D-Sub、SDカードスロット、ギガビット対応有線LAN、ヘッドセット端子など。セキュリティは顔認証対応カメラ/タッチ式指紋センサーを備える。
本体サイズはW308.6×D235.3×H18.2mm、重さは約1.034~1.139kg。外観デザインやサイズはFV3シリーズと同等。バッテリー駆動時間は現状未定で、後日発表される予定だ。
FV4では発売に合わせ、パナソニック ストア プラス限定キャンペーンを展開する。2月28日13時までの早期注文でカラー天板2種(イルミネイティングレッド/ディープネイビー)が各色先着100台まで無料選択できたり、Office Home & Business 2021の同時購入でOfficeの購入金額が5,000円割引になるクーポンが利用できたりする。
レッツノート FV3/SR3/SV2/QV1
個人店頭向け「レッツノート」の2023年春モデルは、2022年秋冬モデルの外観・構成を引き継いだ「FV3」「SR3」「SV2」「QV1」の4モデルが発表された。価格はオープン。1月20日から順次販売を開始する。
いずれもWindows 11 Proと第12世代Intel Core i7/i5プロセッサを搭載。カラーや構成の違いで、14型のFV3シリーズと12.4型のSR3シリーズはそれぞれ4機種、12.1型のSV2シリーズと12.0型のQVシリーズはそれぞれ2機種で展開する。