パルシステム神奈川は1月21日の19時から、気候変動アクティビストの大学生によるオンライン講演会を開催する。COP27にあわせて会場のエジプトを訪問し、気候変動対策を訴えた学生が、現地で体感した各国市民による連帯の様子などを報告する。
講演会では、2022年11月にエジプトのシャルム・エル・シェイクにおいて、大学3年の黒部睦さんと1年の山本大貴さんがで取材したCOP27開催現場での体験を紹介する。議場内の各国政府による合意形成に向けた話し合いと、野外で気候変動アクションを訴える若者や市民団体との温度差など、現地に行ったからこそ体感できたリアルな報告を行う。
「若者が見たCOP27」は1月21日、オンライン(Zoom使用)にて19:00~21:00に開催。参加費は無料。定員は100名で、受付は1月15日の16:00まで受け付ける。
黒部さんが所属する「a(n)action(アナクション)」は10~20歳代のメンバーで構成され、「気候変動に気づいた人たちが、すぐに、簡単に、楽しく、社会システムを変えるためのアクションに参加できる仕組みを作りたい」と、政府や企業に気候変動対策を求める活動をしている。
2021年度にはより多くの人に気候変動問題を意識してもらえるよう、平均気温1.5度上昇までに残された時間をカウントダウンするClimate Clock(気候時計)100機の設置に向けたクラウドファンディングを実施し、1,300万円以上が集まった。パルシステム神奈川も活動に賛同し、2022年6月に県内初のClimate Clockを設置している。
パルシステム神奈川はこれからも、より多くの人たちが気候変動問題を自分ごととし、小さな行動を一つずつ変えていけるよう、生協としてできる取り組みを推進していくという。