俳優の山崎育三郎が主演を務めるテレビ朝日系新ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(20日スタート 毎週金曜23:15~※一部地域除く)の主題歌が、音楽デュオ・コブクロの新曲「エンベロープ」に決定し、レコーディング映像がコブクロの公式YouTubeチャンネルにて公開された。
今作は郊外の児童精神科クリニック「さやま・こどもクリニック」を舞台に、自らも発達障害を抱える院長・佐山卓(山崎)と研修医・遠野志保(松本穂香)の凸凹コンビが、発達障害を抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描くヒューマンドラマ。
今回、山崎とコブクロが初タッグ。同作のために書き下ろした新曲「エンベロープ」は“包み込む”という意味で、生きづらさを抱える子どもと家族の繊細な心を優しく包み込むような、温かくも力強いメッセージを込めたバラードナンバーとなっている。同曲は3月1日に2023年第1弾シングルとしてリリースし、近日中に先行配信される予定だ。
コメントは以下の通り。
■山崎育三郎
『リエゾン』の主題歌をコブクロさんに作って頂き本当に光栄に思います。『リエゾン』では、発達障害、凸凹を持つ子ども達1人1人と、そしてその家族と真っ直ぐに向き合っています。自身も発達障害を抱えている佐山卓は「痛みを抱えているからこそ、人に寄り添えることがある」と、ただ子ども達の話を聞いてあげること、どんな状況でもそのまま受け入れ、時には抱きしめて、寄り添い続ける児童精神科医です。そんな大切なテーマを受け止め、楽曲「エンベロープ」に思いを込めて下さったコブクロさんには心から感謝しています。身体に染み渡る美しいメロディー、優しさの中にある力強い歌声に、この作品に出てくる子ども達を優しく包み込む温かさを感じました。コブクロさんとのリエゾン(連携・繋ぐ)を感じながらチームで撮影に励みたいと思います。
■コブクロ
ドラマ『リエゾン』の主題歌として「エンベロープ」という楽曲を作らせていただきました。エンベロープ(envelop)=「包み込む」という意味のタイトルです。『リエゾン』の中で描かれている、自閉スペクトラム症など発達障害の子ども達、そのまま大人になったという境遇は、そう珍しいものではなく、この社会に多く存在するものだと思います。実際、周りにもそういった方が自然に存在し、見てきたので、とてもリアルに感じました。しかし、他人(ひと)に気付かれず、本人も気付いていない事が多いのも事実。他人(ひと)と違ったり、足りない何かが有ると、それを補い、揃えようと周りは必死になりますが、元々、その中で生きている本人にとっては、足並みをそろえ、同等に振る舞う事の方が窮屈である事に、まず気付いてあげる事の方が大事なのかなと思います。見守り、理解し、その本人が行きたい方の先で待っててあげる。そこに誰もいないのではなく、誰かがいる事で生まれる安心。そこから、何度も一緒に歩く。簡単に道を変えれば、いつかその子は歩けなくなります。繊細な心を持つ人ほど、生きづらい世の中。そこに隠れた、声なき声に耳を澄ますように、温かく包み込むようなメッセージが届くと良いなと思います。