デル・テクノロジーズは米国時間1月3日、米ラスベガスで開幕している「CES 2023」(会期:現地時間1月5日~8日)にあわせ、ゲーミングPCブランド「Alienware」ノートPC新製品群を発表した。

  • 「Alienware」ノートPC新製品群が一挙発表。写真はAlienware m18、Alienware m16

AlienwareノートPCの新ラインナップは、Alienware m18、Alienware m16、Alienware x16、Alienware x14 R2の4製品。これまでAlienwareノートPCは15インチと18インチの画面サイズで構成されていたが、新ラインナップでは16インチと18インチのほか、2022年発表の14インチモデルが加わった3画面サイズ構成となっている。

本体デザインは、第3世代のLegendデザインを初めて採用し、より手に持ちやすいフォルムを実現。背面のサーマルシェルフは大型化し、安定感のあるバック形状とした。底面のゴム脚も新設計のもので、底面からシャーシ中心部への空気の流れを向上させ、パフォーマンスの向上を図っている。

また、本体の開閉性とパームレストの使い勝手も高めたほか、カラーはMシリーズがダークメタリック仕上げ、Xシリーズはルナシルバー仕上げとなっている。このほか、刷新したゲーム環境カスタマイズツール「Alienware Command Center」を搭載している。

Alienware m18/m16

Alienware m18とm16は、パフォーマンスを重視するヘビーゲーマー向けのラインナップ。

  • Alienware m18の前面

  • Alienware m18の背面

第13世代Intel CoreやノートPC向けNVIDIA GeForce RTX 40シリーズを選択できるIntelモデル、モバイル向けの次世代AMD RyzenプロセッサやRadeonグラフィックスを選択できるAMDモデルを用意。Alienware Cryo-Techテクノロジーによる高い冷却性能も特徴だ。

メモリは16GB~64GB DDR5 4800MHz、ストレージは256GB~9TBまでオプションで選べる。

ディスプレイはm18が18インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hzなど、m16が16インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hz・3msなどを選択可能。キーボードは AlienFX RGB keyboardのほか、CHERRY MXロープロファイルメカニカルキーも選択できる。

  • Alienware m16

Alienware m18で選択できるディスプレイ

  • 18インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC/AMD FreeSync
  • 18インチFHD+(1,920×1,200ドット)480Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC/AMD FreeSync

Alienware m16で選択できるディスプレイ

  • 16インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC/AMD FreeSync
  • 16インチQHD+(2,560×1,600ドット)240Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC/AMD FreeSync
  • 16インチFHD+(1,920×1,200ドット)480Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC/AMD FreeSync

Alienware x16/x14 R2

Alienware x16とx14 R2は、ゲーミング用途以外の日常生活用途にも使うことを想定したノートPC。x16はノートPC購入時に検討する「15インチ」サイズと「17インチ」サイズの中間を狙った16インチ画面の製品で、RGBイルミネーションタッチパッドやキーボードを含め全体のライティングをカスタマイズできる。

  • Alienware x16の背面

  • Alienware x16では大型化したRGBイルミネーションタッチパッドを備える

プロセッサは第13世代Intel Coreシリーズ、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTXシリーズを選択可能。メモリはx16が16GB DDR5 5200MT/s~32GB DDR5 6000MT/s、x14 R2が16GB DDR5 4800MT/sと32GB DDR5 4800MT/sの2つを用意。ストレージは256GB~4TBまで選べる。

ディスプレイはNVIDIA G-SYNCのみサポートし、x16では16インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hz・3msなど3オプションが選べるが、x14 R2では14.0インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hz・3msのみ用意される。

Alienware x16で選択できるディスプレイ

  • 16インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC対応
  • 16インチFHD+(1,920×1,200ドット)480Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC対応
  • 16インチQHD+(2,560×1,600ドット)240Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC対応

Alienware x14 R2で選択できるディスプレイ

  • 14.0インチQHD+(2,560×1,600ドット)165Hz、3ms、NVIDIA G-SYNC対応

発売日や価格など

いずれも日本国内での販売は未定だが、カナダや米国などで2022年から2023年の今冬シーズンに発売予定。ハイエンド構成モデルが先に発売され、その後下位構成モデルも追加される予定だ。

  • Alienware m18……ハイエンド構成の希望小売価格:2,899米ドルから/その他追加スペック(後日発売):2,099米ドルから

  • Alienware m16……ハイエンド構成の希望小売価格:2,599米ドルから/その他追加スペック(後日発売):1,899米ドルから

  • Alienware x16……ハイエンド構成の希望小売価格:3,099米ドルから/その他追加スペック(後日発売):2,149米ドルから

  • Alienware x14 R2……希望小売価格:1,799米ドルから