俳優の東山紀之が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日系スペシャルドラマ『必殺仕事人』がきょう8日(21:00~)に放送される。
1972年にスタートして50周年、2007年に東山主演の“必殺シリーズ”として復活した『必殺仕事人』。東山をはじめ、松岡昌宏、知念侑李、和久井映見、遠藤憲一ら仕事人たちが世にはびこる悪を成敗する痛快エンターテインメント時代劇が、さらにパワーアップして来年の新春に放送される。今回は江戸を襲う原因不明の流行り病「鬼面風邪(きめんかぜ)」の猛威と、患者を救うために奔走しながら特効薬の開発に尽力する町医者たちの姿が描かれる。しかしその一方では、この病を悪用して“お助け金詐欺”を企てる悪人が現れ……? 苦しむ人々を横目に、悪巧みに精を出す悪人たちが巻き起こす悲劇を必殺仕事人らしい風刺を利かせて届ける。
今作では、7年間にわたって瓦屋の陣八郎を演じてきた遠藤が『必殺仕事人』を卒業。公私ともども交流が深く、遠藤のことを「僕の人生をここまで導いてくれた恩人です」と語る座長・東山だが、「僕の心の中にはいつも遠藤さんがいるんです(笑)。“必殺”でも7年ご一緒させていただきましたし、このご縁はきっと続いていくんだろうなと思うので、遠藤さんが卒業しても、また何かでご一緒できそうな気がしています」とニッコリ。さらに、「遠藤さん、愛しています!」とメッセージを送った。
陣八郎は、「鬼面風邪」に苦しむ人々の命を救おうと奔走する幼なじみの町医者・酒井東庵(橋本じゅん)と長い時を経て再会したことで、“人の命を奪う仕事人稼業”に葛藤を覚え始める。そして、そんな彼の悩みに気づいた小五郎は……。
コメントは以下の通り。
■東山紀之(渡辺小五郎 役)
――今夜放送の『必殺仕事人』で卒業なさる遠藤憲一さんへの思いをお聞かせください。
遠藤さんは僕の人生をここまで導いてくれた人だから、本当にある意味恩人なんですよ! 一番最初に遠藤さんに会ったのは、たぶん2008年頃。舞台でご一緒させていただいたんですが、そのときにすごく濃い時間を過ごしたんです。その後“必殺”でご一緒できると聞いて、やっぱり遠藤さんとは縁があるなと思っていました。そんなことをいつも考えているので、僕の心の中にはいつも遠藤さんがいるんですよ(笑)。“必殺”でも7年ご一緒させていただきましたし、「このご縁はきっと続いていくんだろうな」と思うので、遠藤さんが卒業しても、また次にいろいろありそうな気がしています。役は違えど、今後も何かでご一緒できそうな気がするので、寂しさがあまりないんですよね。僕も何か企画を考えようと思っていますし、時々遠藤さんの家に遊びに行こうと思います(笑)。
――座長として思う“必殺”にとっての遠藤さんの存在とは?
遠藤さんの存在が空気をピリッとさせてくれるんですよ。僕よりも年上な方は遠藤さんしかいなかったので、そういう意味では、僕が座長ではあるんですけど、遠藤さんには甘えられる……そういう存在でした。たまにはいいことも言ってもらえましたしね(笑)。遠藤さんは知念(侑李)とのシーンが多かったので、物語の中でガッツリ組むというのは今回が初めてでした。最後にお芝居でガッツリ組めて本当に楽しかったです。なんとなくこれからも一緒のシーンがあるような気がするし、「本当にいいバディだな」って、僕は勝手に思っています(笑)。
――遠藤さんへのメッセージをお願いします!
“必殺”でご一緒した期間だけでなく、僕はふとした時にいつも遠藤さんを思い出すんですよ。それくらい僕の心に“染み付いている”方なので、一生消えないだろうし、一生続く関係性だと思っています。そういう存在って、僕にとっても珍しいと思うので、今後も長くお付き合いさせていただければと思います。最近は「いかにストレッチが大事か」など、すっかり健康の話ばかりするようになった僕たちですが(笑)、遠藤さん、愛しています。これからもよろしくお願いします!