近畿日本鉄道は、生駒ケーブル宝山寺駅のリニューアル工事に今月から着手すると発表した。生駒ケーブルは100年以上の歴史を持つ国内最古のケーブルカー。今回のリニューアルで、開業から105年を迎える宝山寺駅をよりレトロで魅力あふれる駅へと整備する。
宝山寺駅のリニューアルにあたり、「昔懐かしい駅や喫茶店を連想させるような和洋折衷のデザイン」をコンセプトに、ギャラリースペースの設置、構内塗装、案内看板の整備など行う予定。2月の整備完了をめざす。
リニューアル記念として、現在の生駒ケーブルの写真を一般公募し、昔の写真と合わせて展示する「レトロ写真展」を2月23日から宝山寺駅構内で開催する。写真の公募は1月13~29日にInstagram上で行う。過去10年間に撮影した生駒ケーブルの写真に「#生駒レトロ」を付けて投稿することで応募が完了する。
2月23日には、ケーブルカーの魅力を実感できる「生駒ケーブル体験イベント」を開催。ケーブルカー乗車に加え、生駒ケーブルのしくみ説明、運転台・巻上場の見学など行う「バックヤード見学バージョン」と、改札業務体験、車内アナウンス体験、運転台の見学など行う「スタッフ業務体験バージョン」があり、どちらも参加無料。事前応募・抽選制で実施され、1月13日から専用の予約サイトで応募を受け付ける。応募方法の詳細は近畿日本鉄道サイトから確認できる。