JR東日本千葉支社は6日、今年度の年末年始期間(2022年12月28日から2023年1月5日まで)の利用状況について発表した。成田空港駅発着の特急「成田エクスプレス」は空港利用者の回復にともない、前年度比1,828%の利用状況となった。
特急「成田エクスプレス」は2020年以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う海外渡航需要減少などの影響により、朝夕の一部列車を除き運転を見合わせる時期もあったが、2022年10月から全列車の運転を再開している。
入国制限や水際対策の緩和により、空港利用者が回復したことから、年末年始期間に「成田エクスプレス」の利用者が増加。12月28日から1月5日まで9日間で約9万8,800人(下り約5万2,700人・上り約4万6,100人)が利用し、前年度比1,828%(下り1,782%・上り1,883%)の利用状況となった。コロナ禍前の2018年度比は69%(下り68%・上り70%)だった。
なお、成田空港駅と空港第2ビル駅の年末年始期間における利用者数の合計は約3万9,000人、前年度比204%・2018年度比98%となった。「3年ぶりに新型コロナウイルス対策に伴う行動制限がない年末年始期間となり、ご利用状況は前年に比べ増加しましたが、コロナ前の水準までは回復しませんでした」(千葉支社)とのこと。