JR各社は6日、年末年始期間(2022年12月28日から2023年1月5日まで9日間)の利用状況について発表した。各新幹線でおおむね前年度を少し上回る実績となっており、コロナ禍前である2018年度の水準との比較で80~90%まで回復している。
JR東海は東海道新幹線に関して、期間中に大きな輸送障害がなく、おおむね順調に推移したこともあり、年末年始期間中に約316万7,000人が利用し、前年度比111%・2018年度比90%だったと発表。コロナ禍前の2018年度の水準近くまで回復した。JR西日本は山陽新幹線に関して、年末年始期間中に約143万2,000人が利用し、前年度比107%・2018年度比84%だったと発表している。
北陸方面の特急列車に関して、特急「サンダーバード」の利用者数は約18万1,000人で前年度比110%・2018年度比80%、特急「しらさぎ」の利用者数は約7万4,000人で前年度比117%・2018年度比79%。JR西日本管内の北陸新幹線は年末年始期間に約25万4,000人が利用し、前年度比107%・2018年度比84%となった。
JR四国は年末年始期間中の利用状況について、瀬戸大橋線が約20万8,700人で前年度比105%・2018年度比79%、主要3線区(予讃線・土讃線・高徳線)が約10万1,200人で前年度比103%・2018年度比82%だったと発表した。
JR九州は九州新幹線に関して、年末年始期間中に約26万7,000人が利用し、前年度比109%・2018年度比85.4%だったと発表。初の年末年始を迎えた西九州新幹線(武雄温泉~長崎間)は、期間中に約3万6,000人が利用し、長崎本線経由で運転された特急「かもめ」との比較で前年度比146.3%・2018年度比102%となった。
JR東日本は東北新幹線に関して、大宮駅以北の区間で約145万5,000人が利用し、前年度比104%・2018年度比82%、盛岡駅以北の区間で約20万3,000人が利用し、前年度比101%・2018年度比85%だったと発表。上越新幹線は約104万4,000人が利用し、前年度比112%・2018年度比85%。JR東日本管内の北陸新幹線は約53万8,000人が利用し、前年度比112%・2018年度比85%となった。
JR北海道は北海道新幹線に関して、年末年始期間中に約4万8,200人が利用し、前年度比101%・2018年度比81%と発表。在来線の主要3線区(札幌駅から函館方面・旭川方面・釧路方面)は約17万3,000人が利用し、前年度比102%・2018年度比77%となった。