俳優の妻夫木聡が6日、都内で行われたTBS系日曜劇場『Get Ready!』(1月8日スタート毎週日曜21:00~)の制作発表会見に、藤原竜也、松下奈緒、日向亘とともに出席した。

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本作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの物語。堤幸彦氏が演出を担当する。昼間は自身の店であるパティスリー「カーサブランシェ」でパティシエをしている孤高の天才執刀医・波佐間永介(通称:エース)を妻夫木聡、その相棒である交渉人・下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。

パティシエと天才外科医という二面性のある主人公を演じる妻夫木は、「どちらも天才的な技術を持った役だったので、すごく練習が必要なことが多かったのですが、特にオペがいっぱい登場する。未知なる医療にも臨んでいるので、ダイナミックに見せるためにいろんな演出が含まれていて、その表現もすごく大変でした」とコメント。

続けて、「役作りの一環で実際の心臓のオペを間近で見させていただいて、それが僕にとっては支えになりました」と明かし、「とても神秘的な体験でした。人の命を預かっているという緊張感には包まれているのですが、オペが作品作り、ドラマ作りに似ているなとリンクする部分を勝手に感じてしまい、すごくいい体験でした」と振り返った。

手術シーンでエースを支える凄腕ナース・クイーンを演じる松下は、「妻夫木さんは初めて見た機械も簡単に、先生に教えてもらったらすぐやる。それが本当にすごい。脳の手術をする機械とかも本当にやっているみたいで、本当に外科医です」と称賛。妻夫木は「とにかくいっぱい触らせてもらって練習しています」と述べ、日向は「妻夫木さん前室でも糸を結ぶのをずっと黙々と自主練されていてすごいなと思いました」と話した。

そして妻夫木は「僕のエースという役は、生きる価値はあるのかと毎回患者に問いただすのですが、その言葉は僕自身にとってもいつも鏡となり、問いただしながら演じさせてもらっています。このドラマが皆さんにとって生きる力になれるように撮影頑張りたいと思います」と力を込めた。