今の20代から40代の社会人の8割以上は、「激務の年収1.000万円」より「普通の業務で年収500万」を選ぶようだ。この結果は、Q.E.D.パートナーズが昨年12月に実施した「出世・給与」に関する意識調査によるもの。
本調査は、全国の20代から40代の男女200人を対象に、出世欲は強いかどうか、同世代と比べて、理想的な給与について、仕事とプライベートの充実度などのアンケートを行った。
結果として、「年収1,000万円だけど激務or年収500万円で普通の業務量ならどちらが良いですか?」という質問に対して、84%が「普通の業務量で年収500万円」と回答。「激務の年収1,000万円」と回答した人は、わずか16%だった。今の20代から40代にとって「高年収だけど激務ならNO」と考える人が多い傾向にあるようだ。
このほか同調査では、出世欲などの質問も行った。「自分の出世欲について教えてください」という質問に対して、42.5%が「出世に興味ない」、15%が「出世したくない」と半数以上の人が「出世したくない」と考えているようだ。理由に関しては「上司をみていてとにかく大変そうだから」、「出世しても待遇や給料が変わるとは思えないからです」、「出世をすると、家庭との両立が難しくなると思うから」、「自分の時間を大切にしたいので出世欲はないです」などが挙げられたようだ。
また、「日常的に接する上司の仕事に関する印象を教えてください」という質問に対して「大変そう」「とても大変そう」と回答した人は83%にのぼっている。同社は、「日頃一緒に仕事している直属の上司は仕事が大変そうなイメージ強いようです。このことが出世したくないと考える一因になっていることが考えられます」と分析している。
ネット上では「倍頑張って給料倍になっても手取りは倍にならないんだよなあ」「そりゃ、年収500万で普通の業務量サイコーでしょ。現実は年収300万で激務な職が多いんだから」「いろんな働き方した結果この2択なら自分は後者。まぁあくまでこの2択ならね」などの声が寄せられた。