1月8日にスタートする妻夫木聡主演のTBS系日曜劇場『Get Ready!』(毎週日曜21:00~)の制作発表会見が6日、都内で行われ、妻夫木、藤原竜也、松下奈緒、日向亘が出席した。
本作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの物語。堤幸彦氏が演出を担当する。昼間は自身の店であるパティスリー「カーサブランシェ」でパティシエをしている孤高の天才執刀医・波佐間永介(通称:エース)を妻夫木聡、その相棒である交渉人・下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。
妻夫木と藤原の共演は、『SABU ~さぶ~』(2002)以来約20年ぶり。藤原は「月日が経つのは早いなというぐらいなもので、初めて一緒に芝居をするくらい新鮮な気持ちで、妻夫木くんも変に構えずに接してくれてやらせてもらっています。20年経ったのかという思いはありますけど、また新たなスタートラインに立って、ともにモノづくりさせてもらっている印象です」と語った。
妻夫木は「ちょこちょこ顔は合わせているので久しぶりではないのですが、お芝居は20年ぶり。事務所に入って初めてできた先輩が竜也くんだったので感慨深いです。背中をずっと見てきた人だったので、そういう人と一緒にやれるのはすごく安心感もありますし、まだまだ竜也を見て勉強することがいっぱいあるので、毎日が新鮮な気持ちで楽しんでやらせてもらっています」としみじみ。
妻夫木の発言に、藤原は「ありがとうございます」と照れつつ、「褒め合っても仕方ないですけど、一緒です。妻夫木くんの背中を見て学ばせてもらっていることもたくさんあります」と話した。
また、共演者のリスペクトしているところを聞かれると、妻夫木は「また竜也を褒めて気持ち悪い人たちみたいになっちゃいますが(笑)、ジョーカーは交渉役でセリフも一番多いですが、セリフの多さに対して竜也が持っている引き出しの多さに毎回驚かされます。一つ一つ持っている言葉には意味があって、その意味をどう届けるかというのを的確に芝居されているのを見て勉強になるなと思います」と回答。
藤原は「台本読むたびにどうしてここまでしゃべらされるんだろうなと思いながら読んだりする」と吐露した上で、「オペシーンが見どころ一つ。オペ台本は非常に複雑だし専門用語もあって、それが難解であれば難解であるほど、松下さんと妻夫木くんは大変。それを見て僕はにやにや笑っている。これは大変だと。その楽しみはあります」と打ち明けて笑いを誘った。