ローランドは、ゲーム実況配信者向けのオーディオミキサー「BRIDGE CAST」を2023年1月28日に発売する。市場想定価格は33,000円前後となる模様。
-
ゲーム実況配信者向けのオーディオミキサー「BRIDGE CAST」
-
デバイスの接続例
「BRIDGE CAST」は、ローランド初となるゲーム実況配信者向けのオーディオミキサー。USB-C端子を装備したパソコン（Windows／Mac）、モバイル端末と接続して使用できる。基本的な配信に際しては、本体とパソコンを接続し、マイクとヘッドホンをつなぐだけでセッティングは終わる。パソコンにインストールしたWindows／macOS対応の専用アプリで設定を行い、配信用の音声とモニター用の音声を調節して、すぐにゲーム実況を始められる。
ゲーム実況では、配信者本人が使うマイクの音声、ゲームの仲間とのボイスチャット、ゲームのサウンド、BGMなど、さまざまな音声が混在しているが、本製品ではそれぞれの音量バランスの調整が行えるだけでなく、配信者本人が聴きたい音と、視聴者にとって聴きやすい音をそれぞれ独立して調整できるデュアル・オーディオミキサー機能を搭載する。プロ仕様の外部マイク（ダイナミック／コンデンサー）を接続するために、高性能のプリアンプが内蔵されており、クリアでダイナミックなサウンドでゲームプレイ中の会話や実況を楽しめる。加えて、ノイズの少ないハイ・インピーダンスのヘッドホンを駆動できるヘッドホンアンプも装備し、高音質でのモニターが行える。音質を上げるのに役立つ、イコライザーやコンプレッサーなどの音声処理機能、ピッチとフォルマントのパラメーター調整で、声の高さや太さを変えたり、猛獣やエイリアンのような声を作り出せるボイスチェンジャー機能も装備。本体に搭載されているハードウェアのDSPが音声処理を受け持つので、パソコンの負荷を軽減できる。
-
専用アプリの使用イメージ
配信を盛り上げるBGMや効果音の演出も専用アプリを使用して、「Roland Cloud」に用意された数千種類の著作権フリーの楽曲、効果音などが利用できる（2023年5月にサービスイン予定）。専用アプリでは、マイクとオーディオのパラメーターやGAME EQプリセットの変更、その他の多数の機能の詳細な設定も可能となっている。
操作パネルは好みのデザインにカスタマイズが行える。ローランドのWebサイトで提供するテンプレートのデータを利用し、オリジナル・デザインのシートを作成して、パネルに貼れるというサービスも提供。4つの操作つまみを囲むLEDのカラーを変更することも可能だ。
サイズはW222×D110×H70mmで、質量は450g。本体のほか、USB 2.0 Type-C to Type-C Cable（2m）、USB 2.0 Type-C to Type-A Cable（2m）などが付属する。
