JR西日本中国統括本部は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、山陽新幹線の時刻変更に合わせ、特急「スーパーおき」の運転時刻を変更し、新山口駅での接続を改善して島根県西部と九州方面への所要時間短縮を図ると発表した。

  • 山口線を走る特急「スーパーおき」。時刻変更により、新山口駅での新幹線との接続が改善される

特急「スーパーおき」は鳥取・米子～新山口間(山陰本線・山口線経由)で上下各3本を設定。「スーパーおき1号」(ダイヤ改正後は米子駅6時0分発・新山口駅10時19分着)を除き、今回のダイヤ改正で時刻が変更される。「スーパーおき3号」は現行の時刻から約20分繰り上げ、鳥取駅9時8分発・新山口駅14時21分着に。「スーパーおき5号」は現行の時刻から約40分繰り下げ、鳥取駅13時48分発・新山口駅19時13分着で運転される。ともに新山口駅にて、下り「のぞみ」へ10分程度で乗換え可能。浜田駅から博多駅までの所要時間が約3時間となり、現在より11～12分短縮される。

「スーパーおき2号」は現行の時刻から約20分繰り上げ、新山口駅8時33分発・米子駅12時44分着に。「スーパーおき4号」は現行の時刻から約20分繰り下げ、新山口駅13時20分発・鳥取駅18時36分着となる。「スーパーおき6号」は現行の時刻から約50分繰り上げ、新山口駅16時21分発・米子駅20時40分着で運転される。3本とも新山口駅にて博多駅からの上り「のぞみ」と接続する。

博多駅12時36分発の「のぞみ30号」から新山口駅で「スーパーおき4号」に乗り換えた場合、浜田駅に15時30分に到着し、所要時間は2時間54分(現行より5分短縮)。博多駅15時36分発の「のぞみ44号」から新山口駅で「スーパーおき6号」に乗り換えた場合、浜田駅に18時34分に到着し、所要時間は2時間58分(現行より12分短縮)。両列車とも博多駅から3時間以内で浜田駅に到達できる。

  • 特急「スーパーまつかぜ」は米子発鳥取行の上り2本を時刻変更

なお、新山口発米子行の「スーパーおき2・6号」に関して、米子駅での鳥取方面の接続も改善。特急「スーパーまつかぜ」のうち、米子発鳥取行として運転される「スーパーまつかぜ8・14号」の時刻変更により、ダイヤ改正後は「スーパーおき2号」(米子駅12時44分着)から「スーパーまつかぜ8号」(米子駅12時48分発)へ、「スーパーおき6号」(米子駅20時40分着)から「スーパーまつかぜ14号」(米子駅20時47分発)へ、それぞれ乗り換えられるようになる。