JR西日本とJR四国は、2023年3月18日のダイヤ改正で、岡山駅での山陽新幹線と快速「マリンライナー」の接続を改善し、高松方面の所要時間を短縮すると発表した。東京~高松間は平均6分、新大阪~高松間は平均4分短縮されるという。

  • 岡山~高松間で運転される快速「マリンライナー」

JR西日本中国統括本部の発表によれば、ダイヤ改正後、東海道・山陽新幹線「のぞみ」の定期列車で首都圏から山陽エリアの所要時間が短縮され、東京~岡山間が3時間16分(1分短縮)で結ばれるとのこと。あわせて新幹線の運転時刻も見直しとなる。

一例として、おおむね12~21時台の下りにおいて、現行の快速「マリンライナー」は岡山駅を毎時12・42分に発車している。これに対し、同時間帯の下り「のぞみ」のうち、「マリンライナー」に乗換え可能な列車は岡山駅に毎時22・47分に到着しているため、「のぞみ」から「マリンライナー」への乗換え時間は20~25分となっていた。

ダイヤ改正後、新幹線の時刻見直しにより、岡山駅におおむね12~21時台の毎時5・25分に到着する下り「のぞみ」が設定されるという。これに合わせ、下り「マリンライナー」も同時間帯の岡山駅発車時刻を毎時13・42分発に変更。「のぞみ」から「マリンライナー」への乗換え時間が8~17分となり、最大17分短縮される。

上りも同様に岡山駅での乗換え時間を短縮。JR四国の発表によれば、東京~高松間の平均所要時間は現行の4時間30分から4時間24分(6分短縮)、新大阪~高松間の平均所要時間は現行の1時間59分から1時間55分(4分短縮)になるとのこと。なお、岡山駅での接続改善により、新幹線と特急「しおかぜ」を乗り継いで新大阪~松山間を利用した場合の平均所要時間も短縮され、現行の3時間46分から3時間43分(3分短縮)となる。