テレビ東京の新春ドラマスペシャル『ホリデイ~江戸の休日~』(1月6日放送)の記者会見が3日に東京・テレビ東京本社で行われ、望月歩、葵わかな、高嶋政伸(※高ははしごだか)、内藤剛志、里見浩太朗が登場した。
同作は昭和33年に製作された大映映画『江戸っ子祭』からインスパイアされた新春時代劇。会社員の鍵山孝平(望月歩)は、家から“徳川家光が描いた絵”が出てきたという幼なじみの戸倉詩織(葵わかな)の付き添いで『開運! なんでも鑑定団』に出演することに。ところが収録当日、突然楽屋に現れた鑑定人風の老人(里見浩太朗)が「これは真筆」だと絵を絶賛。2人の顔を眺めると、絵にまつわる切ない恋の逸話を語り出す。
同局の新春時代劇が7年ぶりに復活したということで、W主演を務める望月は「僕の母が好きな俳優さんばかりで、僕よりも母が喜んでいました。今までの作品と肩を並べられるように必死に頑張ろうと思いました」と振り返る。同じくW主演の葵は「個人的に時代劇に参加したことがなかったので、やってみたいと思っていた時期に、たまたま今回のお話をいただいて、勝手に運命を感じてしまって、すごく嬉しかったです」と喜びを表した。
作中では望月演じる徳川家光が「自分は将軍の器ではない」と言い出し、魚屋で修業を始めることから、その場でマグロ解体ショーを実施。里見が一太刀を入れることとなった。解説されながら解体されていくマグロに、葵は「すごいですね、初めて間近で見ました」と感心し、今日の着物がマグロと同じ"赤"だと指摘されたことについても「マグロと同じ色だったんだと……今日はそういう日なのかなという気持ちですけど、縁起が良さそうで新春からいいものを見せていただいたなという感じです」と笑顔を浮かべる。望月も「すごかったですし、テレ東さんはマグロの特番されてるじゃないですか。苦労して獲られている魚が目の前で捌かれてるのを見ていて迫力で面白かったです」と、同局の番組の宣伝も行った。
里見は「力一杯入れましたけど、思ったより奥に行きませんね。やっぱりコツがあるのか」と苦笑しつつ、「僕も俳優になる前に魚河岸で働いてシャケとタラコを売っていました。向かいにマグロ屋さんがあって、当時は捨てるところだった骨についてる中落ちをとっていただいていたんですけど、今すぐ、大トロを食べたい」と熱い眼差し。さらにこの日は里見が同番組の主題歌の「約束-forever-」を披露することとなり、マグロを捌いて寿司にする職人たちの横で熱唱していた。