JR東日本の新サービス「どこかにビューーン!」が、2022年12月7日からスタートしてます。いったいどこに行けるのか、行き先候補をチェックしてみました。
6,000ポイントのJRE POINTで新幹線往復できる
「どこかにビューーン!」は、JR東日本のポイント「JRE POINT」を使って、JR東日本がおすすめするどこかの新幹線停車駅に旅行できるサービス。6,000ポイントで申し込みでき、4つの行き先候補駅の中から、どこか1つの駅がランダムに選ばれます。
出発駅は東京駅、上野駅、大宮駅のいずれかを選択。そこから東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の47駅の内、どこかの駅への旅行が楽しめます。
例えば、東京駅~秋田駅の場合、通常なら「JRE POINT特典チケット」に交換するために、往復で24,220ポイントが必要になります。JRE POINT特典チケットとは、JRE POINTを特定区間の新幹線や在来線特急の特典チケットに交換できるサービス。必要なポイント数は乗車距離によって変わります。それが「どこかにビューーン!」なら6,000ポイントで新幹線往復できるので、かなりお得に旅行できます。
「どこかにビューーン!」の申込み期間は出発日の21日前~6日前まで。現地での滞在期間は、日帰り(5時間以上)から最長7日間まで設定できます。往復ともに JR 東日本が指定する列車の普通車指定席を利用します。
一度の申込みで最大6人までの利用が可能。代表者1人がまとめてポイントを支払ったり、各自それぞれがポイントを支払うこともできます。だから家族や友達との旅行にも最適。ちゃんと並び席で指定席が取れます。
ここまで説明を読んでいると、JALが提供する国内線特典航空券サービス「どこかにマイル」と似ていることに気が付きます。「どこかにビューーン!」はその鉄道バージョンとも言えそうです。
「どこかにマイル」では、「ミステリーツアーみたいで面白い」といった声が多いのですが、「どこかにビューーン!」もいったいどこに行けるのか、ドキドキワクワクできそうです。
4つの候補先が表示されたら申込み。その内の1つが旅行先に!
実際に「どこかにビューーン!」でどんな候補先が出てくるか試してみました。なお、申し込みには、JR東日本のネットサービス「えきねっと」と、JRE POINT WEBサイトのそれぞれで会員登録を行ない、えきねっとにJRE POINTの会員番号を連携する必要があります。
申込みは「どこかにビューーン」のサイトから。「JRE POINT」アプリにリンクがあるので、そこから申込みサイトに行くこともできます。21日前~6日前までの日程から希望日を選び、往路の出発時間帯、復路の帰着時間帯、人数を入力して、行き先候補を検索します。
行き先候補として4つの駅が表示されます。もっと別の候補を見たい場合は、再検索が可能。1回目(新潟駅/新青森駅/飯山駅/新花巻駅)と、2回目(上田駅/新潟駅/大曲駅/新花巻駅)の検索で新潟駅と新花巻駅が重複していたため、ほかの候補も見たくて3回、4回と検索してみました。
結果、やっぱり新花巻駅が候補に入っている方がいいなと思ったのですが、その後は全く検索に出てきませんでした……。こういうこともあるので、「ココ!」と思ったところで申込みをすることをおすすめします。行き先候補のページでは、候補駅の観光情報や駅の周辺地図が見られたり、レンタカーや宿の予約などもできます。
好みの4候補が見つかったら、ポイントを利用して申込みます。3日以内に「行き先決定のご案内」メールが届くので、サイトにログインして行き先を確認してください。
出発当日は「新幹線eチケットレスサービス」で、新幹線eチケットに紐づけたSuicaやモバイルSuicaなどを改札機にタッチするだけで乗車できるのもスムーズです。
JR東日本では毎年、スノーレジャーシーズンに「JR SKISKI」キャンペーンを行なっています。しかも今シーズンは「どこかにビューーン!」の特別企画として、「JR SKISKIで『どこかにビューーン!』」が実施されることになりました。
これは行き先候補をすべてスキー場の最寄り駅である17駅に限定したもの。2023年1月26日から申込みができます。
- 申込期間:2023年1月26日~3月10日
- 出発期間:2023年2月1日~3月31日
- 対象駅:新青森、盛岡、北上、白石蔵王、郡山、那須塩原、山形、田沢湖、雫石、ガーラ湯沢、越後湯沢、上毛高原、上越妙高、飯山、長野、佐久平、軽井沢
筆者のJRE POINTは現在9,441ポイントあります。いつでも「どこかにビューーン!」を利用できるのですが、できればスノーレジャーを楽しみたいので、2023年1月26日の申込み開始を心待ちにしたいと思います。
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