2023年1月発売のG-SHOCK新製品を実機写真とともに紹介。前編に引き続き、今回は後編をお届けする。期待のG-SHOCK 40周年限定モデルをはじめ、ヤドクガエルのFROGMAN、来年の干支、ウサギにちなんだMT-Gなど、CMF(Color、Material、Finish)開発による斬新な時計表現をぜひご覧いただきたい。
G-SHOCK 40周年限定モデル「Adventurer's Stone」シリーズ
2023年に40周年を迎えるG-SHOCKの限定モデル「G-SHOCK 40th Anniversary Adventurer's Stone」(アドヴェンチャラーズ・ストーン)シリーズが登場。
冒険者の道しるべとなった鉱石をコンセプトに、新開発の技術をG-SHOCKのメタルカバードシリーズに採用。各モデルのメタルベゼルは、それぞれ鍛造とIP塗装、マスキングなどによって鉱石の輝きを表現した。
バンドにはスケルトン素材やホットスタンプ、ガラール成形などにより、独特の質感を与えている。ダイヤルには、G-SHOCKの40周年を記念して「SINCE1983」のレターをプリント。ケースバックにはエリック・ヘイズ氏による40thロゴ、遊環には「40」を意味する4つの星と「SINCE1983」が刻まれている。
計6モデルがラインナップされ、すべてスペシャルボックスが付属。各モデルの価格とカラーは以下の通り。ちなみに各モデルには「冒険を導く3つの鉱石」のどれかが割り当てられている。その3つとは「サンストーン」(勝利をもたらす)、「カルサイト」(成功に導く)、「コーディエライト」(道を示す)。あなたの冒険には、どの鉱石が必要だろうか(全部でもOK)。
■GM-5640GEM-1JR(41,800円)
ベゼル:鍛造+レインボーIP+ブラックIP、バンド:グレースケルトン
■GM-114GEM-1A9JR(40,700円)
ベゼル:鍛造+ゴールドIP+ブラックIP、バンド:ブラック+ホットスタンプ
■GM-2140GEM-2AJR(38,500円)
ベゼル:鍛造+ブルーIP、バンド:ガラール成形
■GM-S5640GEM-7JR(35,200円)
ベゼル:レーザー+レインボーIP、バンド:ホワイトスケルトン+ホットスタンプ
■GM-S2140GEM-9AJR(33,000円)
ベゼル:鍛造+ゴールドIP、バンド:ホワイト
■GM-S114GEM-1A2JR(36,300円)
ベゼル:鍛造+パープルIP+グレーIP、バンド:ブラック+ホットスタンプ
フロッグマン 30周年記念モデル第2弾「GWF-A1000APF」
1993年に誕生し、ISO規格200m潜水用防水に対応した本格ダイバーズウオッチ「FROGMAN」(フロッグマン)。その30周年を記念したFROGMAN限定企画の第2弾「GWF-A1000APF-1AJR」が登場する(第1弾は2022年10月発売の「GW-8230B-9AJR」)。
ベースモデルはアナログフロッグマンの「GWF-A1000」。30周年記念モデルのGWF-A1000APF-1AJRには、南米のアマゾンに生息するヤドクガエルの体色をイメージしたカラーリングを施した。なお、ヤドクガエルは毒を持つカエル。その名は、かつてこの毒を抽出して吹き矢の矢じりに塗布、狩猟などに用いられたことにちなむという。
鮮やかな色彩を再現したベゼルは、ランダムに積層したカラフルなカーボンとグラスファイバーの母材から削り出して使用。2つとして同じものはなく、ヤドクガエルの生物的な希少性も表現した。
スケルトンのウレタン素材では、ヤドクガエルのヌメヌメした質感を表現。バンドはカエルのまだら模様をイメージして偏光インクをスプレー塗装している。
ケースバックのカエルのキャラクター刻印もヤドクガエルのまだら模様を纏った特別仕様のイラストだ。Bluetoothによるモバイルリンク機能をはじめ、マルチバンド6対応電波時計、タフソーラー、高輝度LEDライトなど機能や性能はベースモデルと同様。価格は137,500円。
なお、2023年1月3日の時点ですでに多くのショップが予約受け付けを終了しているのだが、カシオの公式オンラインストアで抽選販売が行われる。受付期間は「2023年1月5日(木)12時~2023年1月11日(水)16時」だ。先着順ではなく抽選なので、ショップの予約を逃してしまった人は登録しておくことをおすすめする。詳細はCASIOオンラインストアの「G-SHOCK FROGMAN 誕生30周年記念スペシャルモデル 抽選販売のお知らせ」を参照のこと。
月のウサギがモチーフの「MTG-B3000CX」
月のウサギといっても、セーラー美少女ではなく、お餅をつくほうの話。メタルツイステッドG-SHOCK「MT-G」のシリーズ最新モデル「MTG-B3000」をベースに、月面を模した凹凸付き鍛造ベゼルを装備、月の色をイメージしたゴールドIPで仕上げた「MTG-B3000CX-9AJR」が登場する。
ダイヤルには月面のパターンを印刷、赤いインダイヤルはウサギの目を表現している(と思う)。裏ぶたには、月を旅するウサギのイラスト(想像以上にハードなタッチ!)が刻印されている。G-SHOCKの40周年を祝う2023年の干支にちなんだ特別仕様だ。
Bluetoothによるモバイルリンク機能をはじめ、マルチバンド6対応電波時計、タフソーラー、高輝度LEDライトなど機能や性能はベースモデルと同様。価格は165,000円。
ジェンダーフリーのミニマルデザイン
G-SHOCKオリジンのスクエアフォルムと機能を受け継ぐ「DW-5600」を小型化・薄型化した「GMD-S5600」シリーズに、新色として4つのカラーが登場。
ダイヤルにはキラリと輝くガラス蒸着、美錠とボタンもメタル製にして質感を高めた。ダイヤルはシンプルな機能表記とすることで、洗練された印象に仕上げている。型番とカラーは以下の通り。価格は各13,750円。
オフィスやカジュアルから、アウトドアやスポーツまで幅広い装いに合わせやすい。飽きのこないデザインでセンスの良さを感じさせるシリーズだ。