OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回は「ルナー」です。

「ルナー」は太陰暦と月の位相が一目でわかる

  • 「ルナー」の文字盤

時刻表示の周囲に、太陰暦の日付と月の位相を表示した「ルナー」文字盤。中国暦・ユダヤ暦・イスラム暦を選択でき、常に12時の位置に今日の日付と月の位相が表示されます。6時の位置にはグレゴリオ暦と太陰暦の日付が並べて表示されます。中央の時刻表示の背景は月になっていて、その日の月の位相と連動します。黒い背景に淡く星空が見えます。

デジタルクラウンを回すと前後の日付が表示され、将来/過去の日付と月およびグレゴリオ暦と太陰暦の日付を確認することができます。仕事等で太陰暦の日付を確認する必要がある方にとっては便利に使えるかもしれません。

情報量と実用性

コンプリケーションが四隅に配置されたベーシックなレイアウト。情報量は標準的であるものの、日付と月の位相が時刻表示を取り囲んだデザインは、デジタルガジェットを象徴するようでもあり、またアジアンサイバーパンクな印象もあります。ファッションに用いることもできる、ユニークなデザインです。

おススメの使い方

「ルナー」文字盤では中央の時刻表示をアナログ/デジタルから選択できます。秒を表示するカラーを変更できますが、印象はほとんど変わりません。四隅のコンプリケーションもモノクロ表示です。黒のエナメルやメタルのバンドなどと組み合わせて、尖ったファッションのアクセントにおススメです。

アレンジ例

  • (左/中)中央の時刻表示はアナログ/デジタルから選択可能。カラー変更できるのは秒(秒針)表示のみです
    (右)デジタルクラウンを回すと、前後の日付と月の位相を見ることができます

「ルナー」文字盤のバランスは?

  • 太陰暦とユリウス暦の照会が必要な方には便利な文字盤。それ以外は雰囲気重視で、月モチーフをファッションの要素に用いるのに最適なコンセプトです