女優・松本まりかのモキュメンタリーが、きょう2日に放送されるフジテレビの番組『夜の顔』(23:50~ ※関東ローカル)に登場する。

  • 松本まりか=フジテレビ提供

モキュメンタリーとは、モック(疑似)+ドキュメンタリーの造語。映画、ドラマ、CMと活躍の場を広げ、いま乗りに乗っている松本だが、一方で「闇ツイート」や「無言インスタライブ配信」など言動が度々ネットニュースで取り上げられることも。常に世間を騒がせる松本まりかとは一体どんな人物なのか。

年の瀬、松本は分刻みのスケジュールをこなしながら、次回作の舞台稽古に励んでいた松本。演じるのは「多重人格」という難しい役どころ。10歳の少年から73歳の老婦人まで年齢も性別もバラバラな人格を演じ分けなければならない。役作りに励む日々だったが、プレッシャーから徐々に追い詰められていく。そして、役にのめり込みすぎた松本は、ある日を境に様子がおかしくなり、ついには妄想めいた言葉を口走るように。「見張られてる」「ずっと盗聴されてるんだよ」…松本に一体何が起きたのか。

松本は「皆さん。松本まりかは、この番組を期に完全に生まれ変わりました。その瞬間、その全てが記録されています。私が歩み出す第2のステージ。ぜひご覧ください! …このコメントはいったい誰のものなのでしょう? 私か私じゃないのか、わからなくなってきました。この映像をご覧になって、もしその謎が解けたのなら、どうか教えて頂きたいのです」と語った。

番組では他にも、小籔千豊が登場。小籔は「新喜劇の座長も降りて、今回それ以外の部分を描くドキュメントとして引き受けさせてもらいました。これまで“これが僕の素です”と言ってきた姿は偽りが多くて、今までの僕のイメージを持っている人は驚かれる内容になっていると思います。見てほしいような、見てほしくないような…。本当の僕の姿を出せて、今はすっきりした気持ちです」と話した。

演出のフジテレビ・加藤武氏は「第1回のおぎやはぎ・小木博明さんと野村周平さんがそれぞれ独特の世界観を展開してくださり、さらなる可能性を感じさせていただきました。『夜の顔』は単なる芸能人のドキュメンタリーではなく、出演者の皆さんが日頃バラエティや筋書きのあるドラマでは表現することができなかった、“内に秘めた妄想”や“ストレス”を発散してもらいたい…、そんな思いで、なんでもありの“大人の遊び場”をご用意しました。昨今のバラエティ番組の演出に対し、世間の目が厳しくなる中、“これ、フェイクなんです”とうたえば、少しはやれることの幅が広がるかも?というシンプルな思いで企画した番組です。しかし、出演者の思考やアドリブの中には“本心なのでは?”と思える瞬間も垣間見えるので、そのあたりにも注目していただければと思います」とコメントしている。

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