女優の小芝風花が、昨年12月5日に東京・明治記念館で行われた、オスカープロモーション所属のタレントが集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」に出席。ドラマや映画で主演を務める機会が多くなるなか、“座長”として心がけていることなどを語った。
■2022年は「メリハリのある一年だった」
――晴れ着撮影会には今回で12回目の参加となりましたね。『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』(テレビ朝日系)でも共演した尾碕真花さんは「(風花ちゃんと)“「一緒にごはん行こう」詐欺”をお互いにずっとしていて……(笑)」とお話されていました(笑)。
そうなんです(笑)! 連絡を取り合っているなかで「今度ごはんに行こうね」と言いながら、なかなか予定が合わなかったりして。「年内に行けたらいいね」とは今日話していたので、計画を立てます!
――2022年はどんな一年でしたか?
すごく楽しかったです。お仕事もたくさんさせていただきましたし、忙しい時間とゆったりとした時間があって、休める時はしっかりと休めていたので、すごくメリハリのある一年だったなという印象です。でも、休む時間があるからこそ、気が抜けた時に、ずっと溜まっていた疲労がドンと来ることもあったので、2023年は健康管理をしっかりすることを目標の一つにしようと思います。
――前回の晴れ着撮影会で、「『彼女はキレイだった』に出演させていただいて、2021年に私のことを知ってくださった同世代の方もとても多くて、今が踏ん張り時と言うか、このまま応援していただけるように頑張らなきゃと思っていて」とお話されていたのが印象的でした。
『彼女はキレイだった』が終わってから一年以上経つのですが、今も「『かのキレ』が好きでした!」と声をかけていただく機会が多くて、そんな風に愛される作品に出演できて良かったなと思うのと同時に、さらに更新していかないといけないと言いますか、色々な作品に携わらせていただいているので、一つひとつの作品に愛情を持って、しっかりと役と向き合いたいという思いがあります。
■10代の頃から思い描く“理想の主演像”とは
――2022年は、『妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-』に『貞子DX』と2本の主演映画が公開されました。“座長”を務める上で意識していることはありますか?
主演を務めさせていただくたびに、「私はなんて周りの方に支えていただいているんだろう」と実感することが多いです。私は「主演の私についてきて!」というタイプではないので(笑)。私自身、特に途中参加の作品は空気感も出来上がっているということもあって、すごく緊張してプレッシャーがあった覚えがあるので、自分が主演を務められるようになったら、途中参加の人や後輩が現場に入りやすいようにしたいとは心がけていて。
今年は『妖怪シェアハウス』でも途中参加で年下の子もいたのですが、「小芝さんのおかげで現場に入りやすかったです」という風に言ってくれて、自分が10代の頃に思い描いていた「主演としてこうありたい」という姿に少しずつ近づけているのかなと思えた年でした。
――では最後に、2023年の抱負を教えてください。
とにかく健康に気をつけて、楽しくお仕事をしたいなという風に思います。色々な作品を通して、来年も私のことを見ていただける機会があるので、ぜひ楽しみに待っていただけると嬉しいです。頑張ります!
小芝風花(こしば・ふうか)
1997年4月16日生まれ。大阪府出身。2011年「ガールズオーディション2011」でグランプリを獲得。2012年にドラマ『息もできない夏』(フジテレビ系)で女優デビューを果たした。初主演映画『魔女の宅急便』(14)での演技が評価され、第57回ブルーリボン賞・新人賞を受賞。2021年は主演作『モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜』(テレビ朝日系)にて脚本家・橋部敦子氏が第39回向田邦子賞を、Sexy Zoneの中島健人とW主演を務めたドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジ系)で第109回ザテレビジョンドラマアカデミー賞・主演女優賞を受賞した。2022年の出演作は、映画『妖怪シェアハウス-白馬の王子様じゃないん怪-』、映画『貞子DX』、『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)、『この花咲くや』(NHK)など。3月放送予定のNHK BS4Kドラマ『天使の耳~交通警察の夜』で主演を務める。