JR東日本の特急形電車E657系のうち1編成(K17編成)がE653系リバイバルカラー車両となり、常磐線経由の特急「ひたち」「ときわ」として12月末から営業運転を開始した。E653系リバイバルカラー車両は計5編成で運行予定となっている。
E653系は2013年まで常磐線経由の特急「フレッシュひたち」などに使用された特急形電車。沿線の茨城・福島各地のテーマカラー5色を車体に施し、好評を得ていたという。現在、リニューアルしたE653系が新潟地区の特急「いなほ」「しらゆき」で活躍するほか、485系をイメージしたカラーリングのE653系が常磐線などで臨時列車等に使用されている。
2023年10~12月に開催される「茨城デスティネーションキャンペーン」(茨城DC)に向けて、かつてE653系に施されたテーマカラー5色をE657系で再現することになり、1編成目となる緑色のE657系(K17編成)が登場。車体側面に「霞ケ浦と帆曳船」を表現したシンボルマークも配置されている。12月24日の「E653系リバイバルカラー車両撮影会」でお披露目した後、特急「ひたち」「ときわ」で営業運転を開始。運用区間は品川~仙台間(上野東京ライン・常磐線・東北本線)とされている。
E657系を使用したE653系リバイバルカラー車両は今後、茨城DC期間をめどに計5編成(各1色)で運行し、キャンペーンを盛り上げるという。今回登場した緑色の編成に続き、「梅と好文亭」のシンボルマークを配置した紅色の編成、「ひたち海浜公園と水仙」のシンボルマークを配置した黄色の編成、「塩屋崎海岸と灯台」のシンボルマークを配置した青色の編成、「袋田の滝と紅葉」のシンボルマークを配置した橙色の編成が登場予定。運用期間は2026年春までとなる。