iPhoneの電話を「保留」にできない...そもそも保留機能って聞いたことがないよ? という声が聞こえてきそうなので、電話アプリの消音/保留機能について説明してみましょう。
iPhoneの電話アプリをフルスクリーン表示しているときには、画面中央にいくつかの操作ボタンが表示されます。その左上にある「消音」ボタンは、iPhoneに内蔵のマイクを無効化する機能で、タップするとこちらの声が相手に届かなくなります。相手の声は引き続き聞こえるため、こちらの声を聞かせたくないときに利用します。
その消音ボタンを3秒ほど長押しすると、ボタンは「保留」に変化します。すると相手には「ただいま保留中です、しばらくお待ちください」というアナウンスと、メロディ(バッハのメヌエット ト長調)が流れます。こちらの声が相手に届かないだけでなく相手の声もこちらに届かなくなるため、はっきりと会話を一時中断したいときに利用します。
いきなり消音すると、電話が切れたとか電波に問題が生じたとか勘違いされかねませんが、保留なら相手も安心するはずです。会話できない状態が数十秒以上続きそうなときは、保留に切り替えましょう。
ただし、この機能を利用できるのは、電話回線がauまたはソフトバンクのユーザに限定されます。ドコモユーザはキャッチホンの契約(220円/月)がないかぎり利用できず、消音ボタンを長押ししても保留モードに切り替わりません。一部の格安SIM/MVNO回線ではキャッチホンサービスが提供されていないため、その場合は保留機能が使えないので注意しましょう。