キャリアデザインセンターが運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、12月26日、「いつまで働くか」についてのアンケート結果を公開した。調査は、2022年11月1日~11月13日、女性749名を対象に行った。
何歳くらいまで働きたいかを尋ねると、最も多かったのは「60~65歳」で46.1%が回答した。一般的な定年である60歳以上(一生涯を含む)の回答は77.7%もおり、長く働きたいと考える人が多い様子が見て取れる。
60歳以上の年齢を回答した人に、60歳以降は週何日くらい働きたいと思うか尋ねると、「3~4日」が74.1%と圧倒的1位に。60歳以降は少しペースを落として働きたいと考えている人が多いよう。
60歳以上の年齢を回答した人に、60歳以降はどんな仕事がしたいか尋ねると、1位「簡易的な仕事を無理なくやりたい」29.2%、2位「現役時代(今)の経験を活かして別の仕事をしたい」22.8%、3位「現役時代(今)と同じような仕事を続けたい」19.4%となった。
60歳以上の年齢を回答した人に、60歳以降は月あたりどのくらい稼ぎたいか尋ねると、1位「10~19万円」47.1%、2位「20~29万円」33.5%、3位「30~39万円」9.6%となった。平均は17.6万円で、週3~4日働くのだとすれば、妥当な金額と言える。
老後にどのような不安があるかについては、1位「お金に困らないか」92.0%、2位「健康でいられるか」71.6%、3位「孤独にならないか」43.7%だった。「とくに不安はない」と答えた人は1.9%しかおらず、やはりお金や健康の不安は大きいよう。
不安を解消するために、今からしていることを尋ねると、1位「貯金」55.9%、2位「健康的な食事」37.4%、3位「適度な運動」31.4%となった。「とくに何もしていない」人は13.8%だった。「婚活」と答えた人は7.9%しかおらず、今の時代、結婚=老後不安の解消、とはならない現実が垣間見える。