総務省はこのほど、2022年地方公務員給与実態調査の結果を発表した。それによると、国家公務員を100とした場合の地方公務員(一般行政職)の基本給与水準を示すラスパイレス指数の平均(2022年4月1日現在)は前年比0.1ポイント減の98.9となり、9年連続で国の水準を下回った。
平均給与月額は35万8,878円
都道府県の平均は同0.1ポイント減の99.8。このうち最も高かったのは静岡県の102.2で、以下、愛知県と三重県が同ポイントの101.3、埼玉県と神奈川県が同ポイントの100.7と続き、20都府県で国を上回った。反対に最も低かったのは鳥取県の95.8だった。
政令指定都市の平均は同横ばいの99.7で、最高値は仙台市の102.7、最低値は大阪市の97.1。一般市の平均は同0.1ポイント減の98.7で、最高値は千葉県八千代市の103.4、最低値は北海道夕張市の89.4。町村の平均は同横ばいの96.3で、最高値は千葉県芝山町の103.0、最低値は沖縄県多良間村の74.3となった。
平均給与月額(平均給料月額と諸手当月額の一部の合計)は35万8,878円(前年35万9,895円)で、国家公務員の40万5,049円と比べて4万6,171円低かった。内訳は、平均給料月額が31万5,093円(同31万6,040円)、諸手当月額が4万3,785円(同4万3,855円)となった。