NTTドコモは12月26日、年末年始の長期期間中はメールやSMSを用いた詐欺行為の増加が予想されるとして注意喚起を行った。
同社では被害にあわないためのセキュリティ対策として、以下のようなものを挙げている。
端末・アプリのソフトウェアを常に最新にしておく
スマホ/タブレットのアップデートには脆弱性に対処するためのソフトウェアが含まれており、端末を最新の状態にしておくことでより安全・快適に利用することができる。
機種ごとの端末アップデート方法はWebサイトで確認できる。
提供元不明のアプリ/構成プロファイルをインストールしない
フィッシングサイトにアクセスすると、アプリのインストールを促されることがある。不正なアプリをインストールすると、知らない間に自身の端末からフィッシングSMSを大量に送信したり、端末内の情報を抜き取られたりする被害が発生する可能性がある。
不正なアプリを削除する方法もWebサイトで紹介している。
ID・パスワードは使いまわさず、生体認証やパスワードレス設定を活用する
ID・パスワードの使いまわしは、ひとつのサービスで漏洩があると他のサービスでも不正利用が起きてしまう危険がある。これを防ぐためには、サービスごとに異なるID・パスワードを設定し、また生体認証やパスワードレス認証といったID・パスワードの漏洩によって不正利用されてしまうことを防ぐ認証方式を利用することが望ましい。
生体認証やパスワードレス認証についてもドコモのWebサイトで解説されている。
不審なSMS/メールのURLをクリックせず、不審なサイトに個人情報を入力しない
フィッシングSMS/メールにはさまざまなパターンがあり、記載されたURLをクリックしてフィッシングサイトに誘導し、そこで各種ID/パスワードやクレジットカード情報の入力を求められたり、不正なアプリのインストールを求められたりする。
ドコモのWebサイトではフィッシングSMSのさまざまなパターンの例が挙げられているので、そういった内容のメール/SMSメッセージを受け取ったら詐欺を疑って対処しよう。
自分は大丈夫!と過信しない
きちんと対策をしているから大丈夫、自分に限ってそんな詐欺に引っかかったりすることはないといった過信は禁物。いつどういった落とし穴があるかわからない、という心構えでいることが大事だ。
ドコモでは、上記のような対策に加え、セキュリティ対策サービス「あんしんセキュリティ」の利用も提案している。