ハドラスは12月26日、「抗菌・抗ウイルス」に関する意識調査の結果を発表した。調査は12月2日〜9日、歯科従事者108名を対象にインターネットで行われた。
「この冬、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行の可能性が懸念されていますが、あなたはお勤め先における『抗菌・抗ウイルス』対策を強化する必要性を感じていますか?」と尋ねたところ、75.9%が「感じている(非常に+やや)」と回答。
必要性を感じている理由を聞くと、「患者からの感染リスクが高い職業だから」が72.0%と最も多く、次いで「歯科医院・診療所の評判に関わるから」(57.3%)、「スタッフが感染すると歯科医院・診療所の運営が困難だから」(48.8%)と続いた。
続いて、「あなたのお勤め先では、現在新型コロナやインフルエンザなどの感染症に対して、除菌対策を実施していますか?」と質問したところ、87.0%が「はい」と回答。どのような除菌対策を実施しているのかを聞くと、「手指のアルコール消毒」(88.3%)、「機器のアルコール消毒」(81.9%)、「空気清浄機の活用」(69.1%)が上位に。
また、「現在実施中の除菌対策に対する悩み」を聞いたところ、およそ4割が「かなりある」「ややある」と回答。具体的には、「長時間、除菌効果が持続しないから負担が大きい」(59.0%)が最も多く、次いで「除菌の効果が分かりづらい」(56.4%)、「消毒の回数が多く、人件費等も含めて費用がかかる」(43.6%)と続く結果に。
最後に、特に不安視しているウイルスを教えてもらったところ、1位「新型コロナウイルス」(76.9%)、2位「インフルエンザウイルス」(63.0%)、3位「ノロウイルス」(36.1%)となった。