俳優の藤木直人と女優の當真あみが、日本テレビ系情報番組『ZIP!』(毎週月~金曜5:50~)で1月16日にスタートするドラマ『パパとなっちゃんのお弁当』(7:50頃)にW主演することが27日、明らかになった。
藤木が演じるのは、料理経験なし、目玉焼きすら満足に作れないシングルファーザー・遠山直史。娘・千夏(當真)の高校3年間、ユニークな手書きの手紙付きお品書きで、通算700個のお弁当を作り続けた。2020年4月に『NNNドキュメント』で放送された『パパとなっちゃんのお弁当』の企画協力で、池田テツヒロが脚本を担当する、笑えてグッと泣ける父娘の実話を基にしたホームコメディーだ。
クランクインの舞台となったのは、企画協力の父娘が暮らしていた愛媛県。海の見える道を歩くシーンから始まった。
パパ役の藤木は「忙しい日々が始まったなという感じです(笑)。ただ、最初が愛媛でのロケだったので良かったです。雰囲気を掴めました。直史は、子供っぽいというか頼りない部分もありますが、それが、高校生活の中で成長していく、なっちゃんとのやり取りの中で、パパも成長していく物語だなと思っています」と意気込みを語り、これからの撮影に向けて気合いが入った様子。
なっちゃん役の當真は「台本を読んで撮影が始まるのを楽しみにしていました。リハーサルの時になんて楽しいんだと思えたので、ついに撮影が始まってとてもワクワクしています。愛媛は、海がとてもきれいで、すぐ後ろを見たら山があって、景色が本当に素晴らしいです! 朝このドラマを見てくれた人の元気がわいて、今日1日頑張ろうって思えるような作品にしたいと思います」と、はつらつとした笑顔を見せた。
コメントは、以下の通り。
■藤木直人
僕が演じるパパは全くお弁当を作ったことがなく、見て下さる皆さまの方がお弁当作りの先輩ですので、最初は総ツッコミが入るのではないかと思っています(笑)。ですがだんだん上達していきますし、ひょっとしたら皆さんのお弁当作りに役に立つこともあるのではないかな、と思っています。(千夏役の)當真さんは、透明感があって、芯が強そうで、しっかりしていますね。いい父と娘の関係を築いていけたらいいと思っています。これまで「父親」役は何回もありましたが、「パパ」と呼ばれるのは初めてなので、嬉しいです(笑)。お弁当といえば、“里芋とタコの煮物”の汁が染みたご飯を思い出します(笑)。朝ドラマなので、1日の素敵なスタートになるように、元気な楽しいドラマにしたいと思います。そして、皆さまのお弁当作りのちょっとしたヒントになれば嬉しいです。ぜひ、『パパとなっちゃんのお弁当』ご覧ください!
■當真あみ
パパとなっちゃんのボケとツッコミのような掛け合い、さらに、おじいちゃん、おばあちゃんとの、家族ならではの賑やかさ、明るさが台本から伝わってくるので、それを見て下さる方に届けられたらと思っています。
物語のパパは、抜けているところもあるイメージですが、実際にお会いした藤木さんは、かっこいいお父さん、と言う感じで、こんなパパがいたらいいなと憧れます。お弁当の思い出といえば、小学校の運動会で、お母さんが毎年、朝早くから、私が好きな、ハンバーグや卵焼きなど、たくさん詰めてくれるので、その日が楽しみで仕方なかったです。パパとなっちゃんの掛け合いだけじゃなく、学校のみんなとの楽しい雰囲気などもあって、朝にピッタリな明るいドラマとなっていますので、皆さん、テレビを付けてぜひ見て下さい!
■久保田充プロデューサー
このドラマは、南海放送が制作したドキュメンタリーを元にしています。台本作成にあたり、ドキュメンタリーを観て、ドラマの切り口をいろいろ考え「親の子離れ」にすることにしました。いずれ親の元を巣立っていく子どもと向き合い、何が正解なのか全くわからない子育て世界に、果敢に挑んだパパの物語です。
多くの人が経験する子どものお弁当作りを通して、パパが見つめる娘の姿は、青年即未来、高校生が普通に抱える恋の悩みに、部活の悩みに、進路の悩みなど、ありふれた問題ばかりを乗り越えていく姿です。ですが、参考にさせてもらったパパがお弁当に添えた700枚に及ぶお品書きを読むと、親が子育てでできることは、見届けてあげることで十分なのかもしれない、そして、見届けているだけでも、子供が成長するのに合わせて、親も成長するんだ、という事でした。
そんな、最初は間違いだらけの子育てをしてしまうパパが成長していく姿を、毎朝、笑いあり、涙あり、そして上手に子離れできるのかハラハラドキドキしながら、楽しんでいただけたらと思います。