ベンチャーサポートグループは12月22日、「不動産相続の難しさ、相続時に苦労・大変だったこと」に関する調査の結果を発表した。調査は9月13日〜14日、首都圏在住(一都三県)の40代〜60代の相続経験者1,010人を対象に行われたもの。
まず、不動産相続時におけるトラブルや問題が生じている割合を調べたところ、約4人に1人の割合で、何らかのトラブルや問題が生じていた(かなり生じた7.8%、ある程度生じた15.3%)ことが分かった。
具体的には、「いろいろと書類を集めなければならなかった」「家を売却したお金を平等に分けたいという意見と、家を売りたくないという意見に分かれてしまった」「個別に分けるはずの物件の評価額をめぐってもめた」など。
また、不動産相続時に起きたトラブルや問題については、9割近くが解決できた(すべて解決できた43.5%、ある程度解決できた43.7%)ことも分かった。
どのように解決したかについては、「均等に共有名義にすることにした」「通常裁判で和解に至った」「司法書士や税理士を紹介してもらった」などのコメントがあがった。
不動産相続によるトラブルや問題が生じないように、事前にしておけば良かったと思うことについて尋ねてみると、「親や兄弟、親族と話し合う」が49.4%で最多となり、次いで「専門家に相談する」が44.8%、「不動産の内容(所有数や種類など)を確認する」が26.5%で続いた。