リブセンスが運営する提案型マッチングアプリ『knew』は12月23日、「20・30代独身男女の結婚観」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は11月1日~2日、20~39歳の独身男女444名(男性222名、女性222名)を対象にインターネットで行われた。
まず、結婚についての考えを聞いたところ、66.7%が「いずれ結婚するつもり」と回答。年代が上がると結婚への意欲は低下する傾向にあり、特に女性の場合は顕著で、20代で73.6%だった結婚願望が30代で58.9%にまで減少。
パートナーとの理想の関係性について聞くと、「結婚(婚約+同棲)」が最も多く49.3%。次いで「婚約にも同棲にもこだわらない」(18.8%)、「わからない」(14.7%)と続いた。
続いて、結婚するか否かに関わらず、一生付き合っていくパートナーが欲しいと考える人に「現時点で考えるパートナーとの理想の関係性」を5つの選択肢の中から選んでもらったところ、約半数の人が「結婚(婚約+同棲)」(49.3%)を選択。「婚約(同棲にこだわらない)」や「同棲(婚約にこだわらない)」と選択した人は10%程度にとどまり、やはり「結婚(婚姻+同棲)」という関係性を望む人が多いよう。
男女別では特徴的な違いが見られ、男性は、20代よりも30代が10%以上高く「結婚(婚姻+同棲)」をパートナーとの理想の関係性と考える傾向にあり、20代で44.8%だった割合が、30代で54.9%までに増加した。一方、女性は「結婚(婚姻+同棲)」をパートナーとの理想の関係と考える割合は、20代の57.1%から30代の38.6%に、18.5%も大幅に減少し、男性とは対照的な結果となった。
次に、「一生結婚するつもりはない」と回答した人に対し、結婚したいと思わない理由を聞いたところ、全ての性年代で「自由でいたい」を理由にあげる割合が50%を超えた。結婚することで、自分の時間やお金に制限がかかる、束縛される、自分以外の誰かに責任を負う、というイメージがあるよう。
また、性年代別で比較すると、「今の生活に満足している」ことを結婚しない理由にあげた割合は、20代男性が42.4%であるのに対し、30代男性では9.5%に激減。さらに、女性の結婚しない理由第2位に「経済的余裕がない」が上がり、その割合が男性の約1.3倍であることも興味深い結果に。
そのほか、「結婚に良いイメージが無い」ことを結婚しない理由に上げる割合については、女性のほうが男性より1.7倍も高く、“女性は結婚に憧れがある”というイメージは変わりつつあることがうかがえた。
次に、現在婚活中の人に「マッチングアプリを利用していますか?」と質問したところ、65.2%が「利用している」と回答。性年代別にみると、20代よりも30代の利用率が10%ほど高く、さらに男性の利用率は女性よりも15%高い結果に。なかでも、30代男性の利用率は約8割にのぼり、婚活の手段としてマッチングアプリが認知されているよう。
また、「マッチングアプリをきっかけに恋人ができた経験がある場合、アプリを使い始めてどのくらいの期間で恋人ができましたか?」と聞いたところ、約8割の人が「1年以内に恋人ができた」と回答した。