finalは、VTuberの周防パトラとコラボした“ASMR専用”完全ワイヤレス(TWS)イヤホン「COTSUBU for ASMR −Patra Edition−」の予約販売を12月25日に開始した。価格は8,200円。

final公式ストアと、直営店「final STORE」限定で予約を受け付けており、製品の発売と商品の配送は2023年4月頃を予定している。

さらに、周防パトラ本人の強い希望により、製品の“お渡し会”を直営店final STORE(神奈川・川崎)で実施することも決定。2023年1月31日までの期間中に、同製品を予約して応募した人の中から、抽選で選ばれた400人がお渡し会に参加でき、本人と直接言葉を交わすことも可能だという。

お渡し会の詳細情報は、発売日が確定し次第発表。応募期間や応募方法、イベント詳細について、2023年1月中にfinal公式サイト、メルマガ、SNSなどで案内するとしている。

周防パトラとfinalの自社ブランド「ag(エージー)」のコラボイヤホンについては、8月に周防パトラのTwitterにおいて制作決定アナウンスが出ており、今回発売時期や価格、詳細仕様などが正式に決まった。

COTSUBU for ASMR(直販7,480円)は、ASMRファンの間で定番機種として愛用されている有線イヤホン「E500」を完全ワイヤレス化したもので、2021年に発売(通常のCOTSUBU for ASMRのレビューはこちら)。

コラボ機の特徴として、本体デザインに周防パトラ監修によるオリジナルのカラーリングとマークを採用。パッケージには本人のサインとオリジナルマークを施した。イヤホン本体には「こんばんわんわん」など、周防パトラ録り下ろしの「囁きガイダンス音声」14種類を搭載している。

  • 本体デザインは周防パトラ監修。オリジナルのカラーリングとマークを施した

COTSUBU for ASMRの基本性能を継承しつつ、周防パトラモデルのオリジナル仕様として、ASMRの世界に没入できる新機能「ASMRモード」を搭載。モードの切り替え時には「周防パトラ」のガイダンス音声で「ASMRモード」と囁き、以後のタッチ操作が無効となってバッテリー減少時のシステム音や電源オフ時のガイダンス音声が流れないモードになる。

さらに、コラボ製品には限定ASMR作品のダウンロードスペシャルカードが同梱。カードには「COTSUBU for ASMR −Patra Edition−」のために描き下ろしたイラストをプリントしている。

ベースモデルのCOTSUBU for ASMRは、agの完全ワイヤレスイヤホン「COTSUBU」(直販6,980円)を踏襲しており、クアルコム製のBluetooth SoC「QCC3040」搭載で、Bluetooth 5.2に準拠。対応コーデックはSBC、AAC、aptX。接続性を安定させるTrueWireless Mirroringに対応する。ハンズフリー通話も可能。片耳のみで使える「片耳モード」も利用できる。

連続再生時間は最大5時間、ケース込みで最大20時間。タッチ操作や、充電ケースを開けるだけでペアリングを開始するオートペアリングといった機能を装備する。表面加工は指紋が目立たない粉雪塗装仕上げで、イヤホン本体はIPX4の生活防水に対応する。重さは片側約3.5g。付属のイヤーピースは独自の「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」で、SSを含む3サイズを同梱している。