コンビニで気軽に買える本格的なチョコレート「ザ・チョコレート」。最近見ないと思っていたらガラリとパッケージが変わったものを発見しました。「ザ・チョコレート」と言えば、産地ごとに異なるカカオ豆の香味を楽しめるチョコレートですが、何か変わったのでしょうか? 今回は発売されている全種類を食べ比べてみました。
■「ザ・チョコレート」とは?
明治から発売されている「ザ・チョコレート」は、商品ごとに異なる産地のカカオ豆を使用しており、カカオ本来の香りと味わいを楽しめるチョコレートブランドです。ラインアップはリニューアル前と変わらず、「明治 ザ・チョコレート ベネズエラカカオ70%」「明治 ザ・チョコレート ブラジルカカオ70%」「明治 ザ・チョコレートペルーカカオ70%」「明治 ザ・チョコレート ドミニカ共和国カカオ70%」の全4種類を展開しています。
今回のリニューアルでは、パッケージだけでなく、チョコレートの形状が変わったのだそう。以前の「ザ・チョコレート」は3枚の板チョコが入り、一口ずつにわって食べるものでしたが、リニューアル後は1箱に一口サイズのものが12個入りに変更されていました。
この形状は、カカオの香味を最大限に引き出す薄さ、表面加工、重量と日本古来の美の基準とされている「大和比サイズ」に設計されているのだそうです。
■リニューアル後の「ザ・チョコレート」を実食
高品質なカカオ豆を最大限に楽しめる、こだわりの詰まった「ザ・チョコレート」を早速試してみたいと思います。
「明治 ザ・チョコレート ベネズエラカカオ70%」
ベネズエラ産カカオはナッティな香りが特徴で、実際に食べてみると、ほろ苦くリッチなカカオの香りとアーモンドのような香ばしさが広がります。酸味は少なく、重厚なカカオの旨味を存分に感じられるフレーバーです。
コーヒーで例えるなら深煎りコーヒーのような味わいで、豊かな香ばしさを堪能できました。
「明治 ザ・チョコレート ブラジルカカオ70%」
フルーティな香りが特徴のブラジル産カカオは、口に入れるとシトラスのような爽やかさとすっきりとした酸味が感じられます。ほろ苦さはあるもののキレが良く後味はすっきりとしています。
あと少し仕事を頑張らないといけない夕方に元気を与えてくれそうな、リフレッシュしたい気分の時にぴったりの味わいです。
「明治 ザ・チョコレートペルーカカオ70%」
ベネズエラ産カカオの特徴はフローラルな香りなのだそうです。チョコレートでフローラルな香りはなかなか想像ができでなかったのですが、1口食べてみると紅茶のようなジャスミンのような優雅な香りが広がります。カカオの苦味と酸味もありながらもエレガントさが引き立ちます。
頑張った時のご褒美にしたくなる、華やかで贅沢な味わいを堪能できました。
「明治 ザ・チョコレート ドミニカ共和国カカオ70%」
スパイシーな香りが特徴のドミニカ共和国産カカオは、ラムレーズンとシナモンが合わさった魅惑的な味わい。カカオのほろ苦さや酸味もありながらスパイシーな余韻が続きます。
他のものと比べたら1番個性的な味わいですが、チャイなどのスパイシーな味わいが好きな人は虜になりそうな一口で味の変化を楽しめるチョコレートです。
チョコレートの形状が変わったからか、一段とチョコレートの味わいや香りを感じることができた「ザ・チョコレート」。同じ70%のビターチョコレートにも関わらず、産地が違うだけでこんなにも味が違うのかと驚きました。口に入れてから後味の余韻まで楽しめるので、1つ食べただけでも十分満足できます。年末年始のダイエットの強い味方になってくれるかもしれません。