オリエントスターとオリエントの2022年秋冬モデル、実機を撮影する機会があったのでご紹介しよう。ケースやダイヤルの仕上げはもとより、機械式時計の醍醐味ともいえるスケルトンやオープンハートの美しさをぜひご覧いただきたい。
オリエントスター、コンテンポラリーコレクション初のスケルトンモデル「RK-AZ0102N」
先端技術と審美性を体現するオリエントスター。そのコンテンポラリーコレクション初のスケルトンモデルが「RK-AZ0102N」だ。ムーブメントの地板や受けにグレーのメッキ処理を施し、深遠な宇宙空間を表現している。
ムーブメントは手巻式の「F8B61」。エプソンの独自技術(特許取得済み)によるシリコン製がんぎ車は、その渦巻き状の形状や鮮やかなブルーが銀河をイメージ。彗星を思わせる形状のテンプ受けなどとともに、悠久の時間と無限の宇宙を想起させる。日差+15~-5秒、パワーリザーブは70時間以上と、実用性も高い。
ケースとバンドの素材はステンレススチール(SUS316L)。細かな筋目と鏡面仕上げによる美しさが際立つ。ケース径は39mm(横)×46.5mm(縦)、厚さは10.8mm。風防はSARコーティングの両球面サファイアクリスタル、防水性能は5気圧。
メタルバンドは、ピッチの短いH駒を使用して腕なじみが改善されている。本ワニ革の交換用バンドが付属。価格は341,000円。
クラシックコレクション メカニカルムーンフェイズ「RK-AY0113A」「 RK-AY0114A」
クラシックコレクション メカニカルムーンフェイズ。その新作は、田沢湖の夜空に浮かぶ銀色の月を季節ごとに表現した2モデルだ。
「RK-AY0114A」は新緑の、「RK-AY0113A」は晩秋の、秋田県田沢湖の湖面に映る月をモチーフに。白蝶貝を用いたグラデーションでは湖面を、そして月齢機構によって夜空に浮かぶ銀色の月を表現した。
なお、RK-AY0114A(新緑)はオリエントスター公式オンラインストア「wiht ORIENT DTAR」限定の取り扱い。一方、RK-AY0113A(晩秋)は一般販売で350本の数量限定だ。価格は両モデルとも214,500円。
ムーブメントは自動巻(手巻付)キャリバー「F7M65」。精度は日差+15秒~-5秒で、パワーリザーブは50時間以上。ケース径は41.0mm(横)×49.0mm(縦)、厚さは13.8mm、重さは85gで材質はステンレススチール(SUS316L)。ケースバックはシースルー。風防はSARコーティングの両球面サファイアクリスタル、防水性能は5気圧、バンドはブラックの本ワニ皮革製。そのほか、交換用のステンレスバンドと月齢機能修正用器具が付属する。
クラシックコレクション コンテンポラリーコレクション「ムービングブルー」シリーズ
世界をつなぐ空や海の色をデザインモチーフとしてシリーズ化。「Moving Blue」(ムービングブルー)は、夜明けの浜辺をテーマに、日の出直後の海と空の美しい光景を表現したシリーズだ。
ラインナップは、コンテンポラリーからモダンスケルトン「RK-AV0120L」数量限定モデルとセミスケルトン「RK-AT0015L」数量限定モデルの2作に加え、レディースからクラシックセミスケルトン・レディース「RK-ND0017L」数量限定モデルの計3作。
3作とも、ベゼルと針、ムーブメントのパーツなどをピンクゴールドで彩色、太陽の温かい光をイメージした。と同時に、グリーンからネイビーへのグラデーションダイヤルによって波打ちぎわから沖へと続く水面を表現、朝焼けの海の色彩と凛とした空気感をウォッチデザインに落とし込んだ。
モダンスケルトン「RK-AV0120L」数量限定モデルのムーブメントは、自動巻(手巻付)キャリバー「F6F44」。精度は日差+25秒~-15秒で、パワーリザーブは50時間以上。ケース径は41.0mm(横)×49.0mm(縦)、厚さは12.0mm、重量は154g。ケースとバンドの材質はステンレススチール、ケースバックはシースルー、風防はARコーティングのサファイアクリスタル、防水性能は10気圧。限定300本(国内)で価格は103,400円。
セミスケルトン「RK-AT0015L」数量限定モデルのムーブメントは、自動巻(手巻付)キャリバー「F6R42」。精度は日差+25秒~-15秒、パワーリザーブは50時間以上。
ケース径は39.3mm(横)×46.2mm(縦)、厚さは12.2mm、重さは79g、ケース材質はステンレススチール、ケースバックはシースルー、風防はARコーティングのサファイアクリスタル、防水性能は10気圧、バンドはネイビーのレザー。限定250本(国内)で価格は79,200円。
セミスケルトン・レディース「RK-ND0017L」数量限定モデルのムーブメントは、自動巻(手巻付)キャリバー「55C22」。精度は日差+40秒~-30秒、パワーリザーブは40時間以上。
ケース径は30.5mm(横)×:36.6mm(縦)、厚さは11.0mm、重さは68g、ケースとバンドの材質はステンレススチール、ケースバックはシースルー、風防はボックス無機ガラス、防水性能は5気圧。限定150本(国内)で価格は62,700円。
オリエントから「オリエントマコ」の新色「RN-AA0816L」「RN-AA0817Y」
2004年に登場した「オリエントマコ」は、世界各国で親しまれているロングセラーのダイバーズウオッチ。「マコ」とはマオリ語でサメの意味。裏ぶたに刻印されているイルカをMakoと呼ばれたことをきっかけに、商品名もオリエントマコとなった。
新作の「RN-AA0816L」と「RN-AA0817Y」は、オリエント公式オンラインストア専用モデル。現行モデル「AA08」をベースに、鮮やかな色彩のベゼルとグラデーションダイヤル、クラシックな分針形状、アラビアインデックスなどを採用した。
ムーブメントは自動巻(手巻付)キャリバー「F6922」。精度は日差+25秒~-15秒、パワーリザーブは40時間以上。ケース径は41.8mm(横)×46.8mm(縦)、厚さは12.8mm、重さは169g、ケースとバンドの材質はステンレススチール、風防はサファイアクリスタル、防水性能は20気圧。価格は両モデルとも44,000円。