JR東日本盛岡支社は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、田沢湖線の前潟駅が開業することを受け、平日朝に雫石発盛岡行の上り列車を新設すると発表した。

  • 田沢湖線の普通列車。来年3月のダイヤ改正で前潟駅が開業し、平日朝に上り1本増発される

前潟駅は田沢湖線盛岡~大釜間に開業する新駅。1面1線の無人駅で、ホームは4両編成対応(延長85m)、ホーム上家は2両対応(約40m)とし、待合室と階段・スロープを設ける。駅前広場にロータリー(タクシー待機所、身障者用乗降所、一般車降車場)をはじめ、駐輪場とバイク置き場、トイレ(男性・女性・バリアフリー)が設置される。

開業日の3月18日、前潟駅に停車する下り初列車は同駅5時22分発の大曲行、上り初列車は同駅6時53分発の盛岡行となる予定。新駅開業にともない、田沢湖線の利用者増加が見込まれることから、ダイヤ改正に合わせて列車の増発も行う。平日朝の時間帯、雫石駅を7時40分に発車する盛岡行の上り普通列車を新設し、2両編成で運転。前潟駅を7時54分に発車し、盛岡駅に7時59分に到着する。

なお、北東北3県における「Suica」利用エリアの拡大にともない、前潟駅でも開業後の5月27日から、「Suica」等によるIC乗車が可能(盛岡エリア内完結の利用のみ)になるとのこと。