JR東日本盛岡支社は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、東北本線一ノ関~盛岡間において運転本数・運転時刻の見直しを行うと発表した。朝の時間帯に運転される水沢発盛岡行の快速「アテルイ」は運転を取りやめ、盛岡近郊の区間で朝の時間帯を中心に輸送体系が変更となる。
快速「アテルイ」は下り1本のみの運転。現行の列車は水沢駅を6時50分発に発車し、花巻駅まで各駅に停車した後、花巻駅から快速運転を行う。矢幅駅を7時37分、仙北町駅を7時46分に発車し、終点の盛岡駅に7時51分に到着する。利用状況に合わせた列車の見直しにともない、来年3月のダイヤ改正に合わせ、快速「アテルイ」の運転を取りやめることとなった。
盛岡近郊の区間では、朝の通勤通学時間帯において輸送体系が見直しに。矢幅~盛岡間で普通列車を上下各1本新設し、前後の列車も含めて運転時刻が調整される。新設の上り普通列車は盛岡駅7時5分発・矢幅駅7時17分着(土休日運休)、下り普通列車は矢幅駅7時26分発・盛岡駅7時40分着(土休日運休)。これら2本を含め、朝の時間帯に計9本(下り4本・上り5本)の列車でIGRいわて銀河鉄道との直通運転を行い、よりシームレスな輸送サービスを提供するとしている。
東北本線一ノ関~盛岡間では、快速「アテルイ」の他にも、朝の時間帯に運転される北上発一ノ関行の上り1本、日中時間帯に運転される日詰~盛岡間の上下各1本、夜間に運転される盛岡発北上行の上り1本が運転取りやめとなる。快速「はまゆり」は上下各1本について、東北本線内(花巻~盛岡間)の各駅に停車する列車に変更する。