JR東日本東北本部は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、仙山線のダイヤを全面リニューアルすると発表した。快速の停車パターンを統一し、仙台~愛子間は全列車停車に。奥新川駅と面白山高原駅は快速に加え、早朝・深夜の普通列車も通過となる。

  • 仙山線はダイヤを全面リニューアル。快速を減便し、停車パターンを統一する

仙山線では現在、日中時間帯を中心に快速を計14本(上下各7本)運転。うち4本(上下各2本)は仙台~山形間で途中の北仙台駅、国見駅、陸前落合駅、愛子駅、作並駅、山寺駅、羽前千歳駅、北山形駅に停車する。夕夜間に運転される上り1本は、山形駅から山寺駅まで各駅に停車した後、仙台駅まで快速運転。他の9本(下り5本・上り4本)は仙台~愛子間で途中の各駅に停車し、愛子~山形間で快速運転を行っている。

来年3月のダイヤ改正で、快速の一部を普通列車に変更し、快速の運転本数を計7本(下り3本・上り4本)に減便。これまで3種類あった停車パターンを統一し、仙台~愛子間の各駅と、作並駅、山寺駅、羽前千歳駅、北山形駅、山形駅に停車する。愛子~山形間では、日中時間帯に快速列車と普通列車が交互に運転される形態となる。

仙台~愛子間は快速・普通列車ともに全列車停車となる一方、運転本数を見直し、深夜の上り1本が運転取りやめに。宮城県・山形県の県境となる作並~山寺間では、利用状況に合わせ、途中の奥新川駅と面白山高原駅で早朝(初電から7時半頃まで)・深夜(22時頃から終電まで)の普通列車を通過とする。山形エリアでは、山形新幹線および奥羽本線・左沢線との乗換え時間を見直すことで、利便性向上を図る。これにともない、奥羽本線・左沢線の一部列車も時刻を変更するとのこと。