女優の井上真央が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』(2023年1月13日スタート、毎週金曜22:00~)のポスタービジュアルが24日、公開された。
本作は、脚本家・安達奈緒子氏が描く完全オリジナルの“切なくて温かい”ファンタジーラブストーリー。愛する人を突然失ってしまった主人公・相馬悠依を井上真央、魂だけになっても悠依をそばで見守る鳥野直木を佐藤健、死の真相を追う刑事でありながら、直木の唯一の媒介者として悠依に関わっていく魚住譲を松山ケンイチが演じる。
このたび、本作のポスタービジュアルが公開された。本ポスター撮影時に初顔合わせとなった3人。軽く挨拶を交わしてからすぐに撮影が始まり、「互いを知るための時間が必要だ」と、笑いながら口を揃えて話す井上と佐藤と松山。だが、実力派俳優として数多くの作品に出演している3人は、初対面という雰囲気を感じさせることなくカメラを見据えていた。そして出来上がった渾身の一枚が、今回のポスタービジュアルとなった。
主人公・悠依を中央に、前を見据える直木と譲。注目はなんといっても、3人が見せている表情や視線の力強さ。それは愛情か、悲しみか、それとも決意なのか・・・様々な心情が読み取れるポスタービジュアルとなっている。
さらに、ファンタジー作品ならではのこだわりも。3人はどこか透けている雰囲気で、淡い光を配置することで幻想的に演出。ある日突然、最愛の人を失ってしまった悠依、自分が死んでしまったかどうか分からないまま現世を彷徨っている直木、戸惑いながらもそんな直木の言葉を伝える譲。これまでの作品にはない唯一無二の関係性の3人……その切なくも温かい表情は、新たな物語の幕開けを予感させるものとなった。
デザイナーの柘雄介氏と安齋和晃氏(GRAFIGHTER LLC.)は「生きるのが少し難しく感じるような、当たり前だった日常の在り方が変わり、大切な人に会うのも遠慮気味になってしまって、当たり前だった物事のありがたみに気が付いて、でもそれを突然、永遠に失ってしまった人たちもたくさんいて・・・。(プロデューサーの)磯山さんからお話をいただいたときに、『いろいろなことに押しつぶされそうになっているすべての人に贈る人生の応援歌です』という想いにとても感動し、私たちもその気持ちを表現したい! と強く思いました。儚く美しく温かく、かけがえのない毎日を色と光と言葉にならない御三方の素晴らしい表情で表現しています。あの3人のフワッとした光のポスターの・・・なんて覚えていただけたらうれしいです」とコメントを寄せた。
なお、このポスター撮影の様子はTBS公式YouTubeチャンネルやドラマ公式SNSで公開される。
そして『100 万回 言えばよかった』を、動画配信サービス「Paravi」と「Netflix(ネットフリックス)」で国内配信することが決定し、さらに「Netflix」では世界配信することも決定した。TBSのドラマがNetflixで配信されるのは、2021年10月期の日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』、今年10月期放送の火曜ドラマ『君の花になる』に続く3作品目となる。
幼馴染だったが、大人になってから偶然再会し、改めてお互いを運命の相手だと確信した相馬悠依と鳥野直木。運命のいたずらなのか・・・悠依にプロポーズしようと心に決めた矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれ突然悠依の前から姿を消してしまう。悲しみに暮れながらも直木を懸命に探す悠依だったが、実は直木は自分が死んだとわからないまま魂となって現世をさまよい続けていた。自分の声が悠依に届かず、何かがおかしいと不安を感じている彼の前に現れたのは、唯一直木の存在を認識できる刑事の魚住譲。直木は譲に、自分の言葉を悠依に伝えてほしいと頼むのだが……。一番愛している人にきちんと「ありがとう、さようなら、愛している・・・」を言えないまま別れることになってしまった直木は、その“思い残し”を果たすことができるのか……。
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