アイドルグループ・King & Princeの平野紫耀が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『クロサギ』(毎週金曜22:00~)がきょう23日に最終回を迎える。
黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズを原作とする本作は、詐欺によって家族を失った主人公が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。主人公・黒崎高志郎を平野紫耀、ヒロイン・吉川氷柱を黒島結菜、詐欺界のフィクサー・桂木敏夫を三浦友和が演じている。
プロデューサー・武田梓氏は「最終回の見どころは、全部です。というか、内容に関して事前に言えることがあまりにも無さすぎるので、皆様にはぜひリアルタイムで一緒にハラハラドキドキしながらご覧いただければと思っております」とコメント。「黒崎や氷柱、桂木…それぞれの登場人物たちが『後戻りのできない闘い』の中でどんな答えを見付けるのか? 黒崎と氷柱 黒崎と桂木 この2人きりのシーンに、クロサギの旅の答えが詰まっています。それぞれのキャラクターの人生はこれからも続いていく、その通過点としてこの物語があったんだと、未来への希望が持てるような最終回になっていると思います」と語る。
また、「思えばクランクインのシーンでは暑そうに扇風機の風を浴びながら喋っていた黒崎ですが(1話参照)、クランクアップのシーンではクリスマスのイルミネーションの光に囲まれていました。汗をかきながら必死に宿敵を追っていたドラマ前半と、もう後戻りのできない張り詰めた緊張感が漂いつつ、黒崎が周囲の人間との関係性を深めていく後半戦の空気感が、季節の移ろいにマッチしていた作品でもあったと思います」とし、「そんな長い間、ここまでクロサギを楽しみに見ていただいた皆様、ありがとうございました! 最後の最後まで、一緒に盛り上がっていただけるとうれしいです!」とメッセージを送った。
チーフ監督(1、2、6、8、10話担当)の田中健太氏も、無事に撮影を終えた思いを語った。「12月某日、ようやく『クロサギ』がクランクアップを迎えた。思えば16年前、初めてドラマの現場に入り一番下っ端のADとして入った番組も『クロサギ』だった。右も左も分からない中、会社のなかで右往左往していたせいか、違う部署の人からクロサギ君なんて渾名までつけられた。そして今回16年の時を経てクロサギにチーフ監督として、携わらせていただいた。自分自身、思い入れのある番組だけに、不安やプレッシャーは大きかったが、初めて黒崎のシーンを撮影した日に、“イケる”と思った。そして、氷柱と出会い、桂木のシーンを撮影し、“絶対にイケる”と確信した」と振り返り、「撮影が終わってホッとしたけど、もう暫く黒崎たちと会えないと思うとすごく寂しい」と吐露した。
いよいよ最終回。氷柱(黒島結菜)が誘拐され、助けに向かった黒崎(平野紫耀)だったが2人は絶体絶命のピンチに陥ってしまう。そこに現れたのは、思いもよらない人物だった。一方、宝条(佐々木蔵之介)は蒲生(秋山菜津子)の新党設立に向け資金集めを急ぎ進めるが、これまでの黒崎の動きが影響し、雲行きが怪しくなっていく。すると、黒崎のもとに決別宣言をした桂木(三浦友和)から連絡が。そこでさらに問題が起こる。そして、ついに訪れる宝条との直接対決の時。宝条、蒲生、そして桂木…もちろん黒崎も。全員、これがラストチャンスとなる最終決戦。黒崎が編み出した最後の策、そして語られる真実とは!?
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