CCCMKホールディングスは12月21日、「RTDの1歳刻みランキング」の結果を発表した。同調査は2021年10月1日~2022年9月30日、約7,000万人のTポイント提携先の購買データから、20~69歳の男女T会員のデータをもとに、1歳刻みで性年齢別の購買傾向を分析した。

  • 【男女総合・購買ランキング】RTDの総合ランキング(TOP30)

総合ランキング1位は、アルコール度数が9%で飲みごたえのあるサントリー「-196℃ストロングゼロ」となった。2位は、度数3%の低アルコールで飲みやすいサントリー「ほろよい」、3位は度数4~5%ほどの麒麟麦酒「氷結」だった。

男女別に見ると、男性1位は高アルコールのサントリー「-196℃ストロングゼロ」、女性1位は低アルコールのサントリー「ほろよい」だった。男性2位、女性4位は宝酒造「焼酎ハイボール」、男性ランキング10位の麒麟麦酒「本搾りチューハイ」は、女性5位だった。

  • 男女別総合ランキング

麒麟麦酒の「氷結」シリーズについて、3位「氷結」と、7位「氷結無糖」、22位「氷結ZERO」を比較した。「氷結」は、全年齢で3・4位とランキング上位を維持している。「氷結無糖」は、20代にかけてランキングが上昇し、36歳で4位にランクインした。糖類・プリン体ゼロの「氷結ZERO」は、30代にかけて上昇し、39歳で14位にランクインしている。

  • 麒麟麦酒の「氷結」シリーズの年齢によるランキング推移

果実系のRTDについて、9位の麒麟麦酒「本搾りチューハイ」と、28位のアサヒビール「贅沢搾り」を比較した。 度数6%で甘さ控えめの麒麟麦酒「本搾りチューハイ」は30代にかけてランキングが上昇し、43歳で5位にランクイン。一方、度数4%でフルーツ感が強く飲みやすいアサヒビール「贅沢搾り」は20歳の20位をピークに、年齢とともにランキングが下降している。

  • 麒麟麦酒「本搾りチューハイ」、アサヒビール「贅沢搾り」1歳刻みランキング

ハイボールの中で10位のサントリー「角ハイボール」と13位のサントリー「角ハイボール 濃いめ」を比較した。度数7%の「角ハイボール」は、25歳の9位以降ランキングを維持しており、9%の「角ハイボール 濃いめ」は20歳で24位だが、年齢とともにランキングが上昇し、61歳では9位にランクインしている。

  • サントリー「角ハイボール」「角ハイボール 濃いめ」1歳刻みランキング

レモンサワーでは、8位のサントリー「こだわり酒場のレモンサワー」と、15位のサントリー「こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口」を比較した。度数7%の「こだわり酒場のレモンサワー」は、22~28歳の5位以降で若干ランキングは下がるものの、10位以内を維持している。9%の「こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口」は年齢とともにランキングが上昇し、53歳以降は13位にランクインした。

  • サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」「こだわり酒場のレモンサワー キリッと辛口」1歳刻みランキング

ハイボール、レモンサワーともに、高年齢層はアルコール度数が高い方を好む傾向があることがわかった。