ブランド品買取サービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは、人気の整理収納アドバイザーに聞く、年末に多い片付け相談ランキングを発表した。あわせて片付けのポイントや、片付けがチャリティにつながるサービスを紹介。
メディアなどで活躍する整理収納アドバイザーの菅野延子氏が、「相談が多いお片づけ場所」をランキング化。ここでは1位から5位までの具体的な相談内容を紹介する。特にクローゼットや子ども部屋の悩みでは、「物を捨てる事」自体への悩みを抱えている方も多くいるという。
ランキングでは1位がリビング、2位がキッチン、3位がクローゼット、4位が洗面所、5位が子ども部屋という結果となった。ブランディアがコロナ禍による外出自粛の本格化する以前の2019年12月に実施した独自アンケートでは、1位がクローゼット、2位が家全体、3位が洗面所だった。家族で利用するリビングの悩みが上昇し、外出に関連するクローゼットの悩みが1位から3位になっているなど、コロナ禍以降のライフスタイルの変化の影響をうかがわせる結果となった。
1位 リビング
相談の多い場所1位は家族が揃うリビング。各種書類やDM等の郵便物がたまりがち、子どものおもちゃが散らかる、等のお悩みが多い場所となっている。
リビングの片づけポイントは、書類や郵便物を処理が必要な物と保管が必要なもので分けて保管をすることから始めること。また、収納する高さ・位置にはゴールデンゾーンがあるので、片づけてもらいたい家族に使いやすい場所に収納場所を設定することも大切だという。リビングに散らかってしまうおもちゃについては、収納する場所と遊ぶ場所が別だと片付けにくく、一方でリビングに全てのおもちゃを収めることは難しい場合も多い。その場合、よく遊ぶ「一軍のおもちゃ」だけをリビングに収納し、その内容をときどき見直していくと、子ども自身が片づけやすい環境を作れるという。
2位 キッチン
日々使用するキッチンは食品のストック、調理器具等の整理収納に悩む人が多い場所となっている。
キッチンの片づけポイントは、食材のストックの収納を「決めた適正量を超える量を買わない」こと。ストック用のボックスや棚を用意し、その中身が減ったら買う、安いからといって大量買いしない事が片付けの第一歩になるという。
3位 クローゼット
物が多くて整理ができない、また捨ててしまった方がいい衣類の見極め方、一度着用して、まだ洗濯をしない衣類をどうしたらよいかといった相談が多くなっているという。
クローゼットのお悩みで多いのは、一度着用した服をどうしたらいいか、という相談だという。カゴに入れている人が多いが、そうすると下の物が見えなくなり、服もしわになってしまう。片付けポイントは、一度着用した服の棚や引き出しを作るか、ハンガーラックに大きめの洗濯ばさみなどで「着用済」と印をつけ、一時保管ゾーンを作ること。また、処分に迷う服も、期間を決めたうえで一時保管の場所を設定して移動し、「その服やアイテムが無くても困らない」ことを認識することがポイントになるという。
4位 洗面室
限られた空間の中に、洗面道具やケア用品、タオル類、パジャマ等の着替えやストック等、置きたいものが色々あることが多くの人の悩みとなっている。
片付けポイントは、家族全員が使う場所になるため、「使う人単位」で収納をすること。ヘアケア、スキンケア等、目的別に収納しがちですが、使う人単位で収納を行うことで、あちこちから物を取らずに支度ができるため、きれいな状態を維持しやすくなるという。
5位 子ども部屋
学校・部活・塾等、それぞれで使うものをどのようにしまったらいいか、おもちゃや本、教科書などをどのように片付けたらいいかという相談が多く寄せられているという。
片付けポイントは、「本人がモノを厳選する」こと。さらに、学校、塾、部活で必要な物をグルーピングしてまとめて収納し、その引き出しやバッグだけ持っていけばいいように収納しておくことがポイントになるという。
片付け相談の中でも多い「物を捨てることへの抵抗感」について、買取や、寄付等のチャリティに繋げて手放すという選択肢もある。
「年末に多いお片付け相談ランキング」は、6月1日~12月15日で整理収納アドバイザー、菅野延子氏に寄せられたお片付け相談より抽出したもの。