日本実業出版社は、「フリーランスがインボイスで損をしない本」(原 尚美/著)(1,540円)を12月23日より全国の書店で順次発売する。
専門家でも判断に迷うことが多い複雑な消費税の仕組み。令和5(2023)年10月1日からスタートするインボイス制度では、消費税の税率や税額を請求書に正確に記載・保存することが求められる。これまで消費税の申告・納税を免除される「免税事業者」を選択してきたフリーランス(個人事業主)や小さな会社の経理担当者は「どんな対応をすべき?」と頭を悩ませているのが現状だ。
そこで本書は、初心者向け経理本で定評のある著者が、新制度の仕組みと改正電子帳簿保存法の手続きポイントをフリーランスの立場にたって、わかりやすく解説。
たとえば、新制度導入で考えられるのはこんなケース。免税事業者を選択している事業者はインボイスを発行できないため、買い手側である取引先は消費税の仕入税額控除が受けられず、納税額が増えてしまい。そうなると、今後は「消費税分を払わない」「免税事業者との取引をやめる」企業が出てくる可能性も。
そういった不安を抱える年商1,000万円以下のフリーランスからよく寄せられる「6つのお悩み」事例をもとに、本書では具体的な解決策をシミュレーション。もっとも得する手段を読者と一緒に考えていく。
【6つのお悩み】
お悩み1 登録事業者と免税事業者どちらが得かわからない
お悩み2 原則課税と簡易課税、どちらが得かわからない
お悩み3 年によって売上が1,000万円を上下する
お悩み4 報酬額が税込みか税抜きか、はっきりしない
お悩み5 登録事業者にならなくても消費税を請求できる?
お悩み6 免税事業者でも消費税を請求できる?
「フリーランスがインボイスで損をしない本」は12月23日より全国の書店で発売。