日経BPコンサルティングは、来年3月24日に発行予定の「ブランド・ジャパン2023」で調査対象となる1,500ブランド(一般生活者編1,000ブランド、ビジネス・パーソン編500ブランド)を発表した。
「ブランド・ジャパン」は日本最大規模のブランド価値評価プロジェクト。2001年に始まり、次回で23回目を迎える。一般生活者の視点から、企業ならびに製品・サービスの合計1,000ブランドへの評価を尋ねる一般生活者編と、ビジネス・パーソンの視点から、500の企業ブランドへの評価を尋ねるビジネス・パーソン編で構成されている。
一般生活者編1,000ブランド、ビジネス・パーソン編500ブランドの調査対象の選出にあたっては、事前調査として毎年9月に行う「ブランド想起調査」を参考に行う。この調査結果をもとに総合的に勘案して決定する一般生活者編1,000、ビジネス・パーソン編500のノミネートリストは、まさに"生活者の頭の中に刻まれた旬のブランド"。これらについて、2022年11月~12月にかけて改めて調査した結果を、「ブランド・ジャパン2023」として発行している。
一般生活者編1,000ブランドのうち、今回、新たにノミネートされたブランド(再ノミネートも含む)は67ブランド。その傾向を見ると、在宅・内食需要、教養娯楽用品といった、ウィズコロナの生活様式に適応する分野が目立つ。例えば、SNS、サブスクリプション型ITサービス、ゲーム、巣ごもり、感染・衛生用品、電子決済、交通、旅行・ホテル、趣味・レジャー、飲食店といった関連のブランドだという。
各分野で想起されたブランド(抜粋)は以下の通り。
【SNS】
TikTok
【サブスクリプション型ITサービス】
Disney+、Amazon Music、Udemy
【ゲーム】
ポケットモンスター、MSI(ゲーミングPC)
【巣ごもり(食料品、家庭用品など)】
モノタロウ、山崎実業(日用品)、飛騨の家具、ヤマモリ(食品)、ドミノ・ピザ、おいしっくす
【感染・衛生用品】
EVE(鎮痛解熱剤)、ピュオーラ(オーラルケア)
【電子決済】
メルペイ
【交通】
GO(タクシー配車アプリ)、日産レンタカー、京成電鉄、相模鉄道
【旅行・ホテル】
コンフォートホテル、ダイワロイネットホテルズ、trivago
【趣味・レジャー】
コロンビアスポーツウェア、ひらかたパーク、ラウンドワン
【飲食店】
焼肉きんぐ
ビジネス・パーソン編では、BtoB企業の「ディスコ(電子機器)」「ルネサス エレクトロニクス(電子機器)」「アマゾン ウェブ サービス」「サイボウズ」「共立メンテナンス」などが、また、サステナビリティ先進企業として話題の「サラヤ」、ワクチン製造で話題となった「アストラゼネカ」などがそれぞれノミネートされた。