DIGITALIOが運営するデジタルギフト「デジコ」は12月20日、「Z世代研究会(ゼトケン)」と共同で実施した「Z世代の金銭事情・キャッシュレス決済利用」に関する調査結果を発表した。同調査は10月25日~27日、12歳~59歳の男女400名を対象に、インターネットで実施した。

  • 直近1カ月以内のキャッシュレス決済利用経験

キャッシュレス決済の直近1カ月以内での利用経験率を年代別に比べたところ、Z世代より上の世代(26歳以上)では、キャッシュレス決済利用経験率が7割を超えているのに対し、Z世代全体では5割だった。さらに詳しく見ると、18歳以下では43.8%、19~25歳では67.3%とZ世代の中でも差があることがわかった。

直近1カ月以内にキャッシュレス決済を利用した人に、「今までに一度でも登録・所持したことのあるキャッシュレス決済方法」を聞くと、Z世代は「バーコード決済」の登録・所持率が最も高かった。19歳以上の世代では、「クレジットカード」の所持率が高くなっている。

  • 登録・所持したことのあるキャッシュレス決済

直近1カ月以内にキャッシュレス決済を利用したと回答した人に、「直近1カ月以内に一度でも利用したことのあるキャッシュレス決済方法」を聞くと、Z世代は「バーコード決済」の直近利用率が最も高かった。Z世代の中でも19歳以上の世代では、「クレジットカード」の利用率が高かった。

  • 直近1カ月以内に一度でも利用したことのあるキャッシュレス決済方法

キャッシュレス決済利用者の中でも、18歳以下のZ世代は「基本的に現金を使う」人が多い。一方、19~25歳では、現金派が比較的少なく、キャッシュレス派の人が比較的多い。Z世代の中でも18歳以下と19~25歳の世代で差が生まれている。

直近1カ月以内のクレジットカード利用者と非利用者に対し、現金・キャッシュレスの利用頻度はどちらの方が高いか尋ねた。その結果、クレジットカード利用者は半数以上が「キャッシュレス決済を使うことが多い」と回答したのに対し、クレジットカード非利用者は半数以上が「現金決済を使うことが多い」と答えた。

  • クレカ所持者現金決済とキャッシュレス決済はどちらのほうが利用頻度が高いか

キャッシュレス決済の利用頻度において、クレジットカードの有無は大きな影響力があることがわかった。