マーケティングリサーチなどを行うクロスマーケティングは、「おひとりさま消費に関する調査(2022年)外食編」の調査結果を公開した。男性の58%、女性の40%は直近1年間に「ひとり外食」をした経験があるようだ。
本調査は、今年11月に実施したもので、全国の20代~70代の男女2,500人を対象に、ひとりの時間や外食・外出行動についての実態や意識などに関する質問を行なった。
結果として、直近1年間で外食をした人は78%で、そのうち49%がひとりでの外食を経験したと回答。具体的には、男性では58%が、女性では40%が「ひとり外食」を経験したようだ。「ひとり外食」の良さは、「自分のペースでいられる」が最も多く、次いで「じっくり味わうことができる」「自由を味わえる」だったそう。
また、外食経験者に対する、ひとりでの外食率は、男性は「牛丼・丼もの」「そば・立ち食いそば」「カフェ・喫茶」「ハンバーガー」「カレー」「ラーメン・餃子」で6割以上だったそう。一方で、女性は「カフェ・喫茶」「パン(イートイン)」「ハンバーガー」「スイーツ(イートイン)」で3割以上だったようだ。
さらに、「ひとり外食」に抵抗感のある飲食店について質問したところ、「鍋・しゃぶしゃぶ」「食べ放題」「焼肉」「エビ・カニ料理」「居酒屋・パブ・バー」などが上位に並んだそうだ。ひとりで飲食店へ行くことへのハードルは、最も多かったのが「場違い・居心地の悪さを感じる」、次いで「よく知らない場所に行く勇気がない」「話し相手がいなくてつまらない」だったようだ。
このほか、ひとりで行きたい飲食店について質問したところ、個室やパーテーションなどの仕切りがある店や、ひとりでも入りやすい「客層や雰囲気」の店、ひとりでも過ごしやすい「店主・店員とのほどよい距離」の店などがよいという回答が多かったそう。
ネット上では「網奉行と行くよりは一人のほうがマシ」「牛丼屋なんて家族で行く方が悲しいわ」「食べ放題一人で行くってかなり難易度高いな」などの声が寄せられた。