女優の吉岡里帆が21日、都内で行われた『ガンニバル』世界同時配信記念スペシャルナイトに、主演の柳楽優弥、笠松将、高杉真宙、志水心音とともに登壇。二の腕とデコルテのぞくシルバーのノースリーブドレスに身を包み、輝きを放った。

  • 吉岡里帆

2018年の連載開始以来、累計発行部数210万部を超える二宮正明氏のサスペンスコミック『ガンニバル』を実写ドラマ化。狂気の世界へと誘われて行く警察官・阿川大悟役を柳楽優弥、供花村を支配する後藤家次期当主・後藤恵介役を笠松将、大悟の妻・阿川有希役を吉岡里帆、「顔を喰われた」と証言する謎の男・寺山京介役を高杉真宙、大悟の娘・ましろを志水心音が演じた。

本作が2度目の母親役となった吉岡。役作りで苦労した点を聞かれると、「私の役は巻き込まれていく役なので、どの程度違和感を感じていけばいいのか、匙加減が難しい。一番まっとうなタイプの人間として描かれているキャラクターを演じていたんですけど、周りのキャストの皆さんが本当に濃いんですよ。みんなが怪しく見えてくる、その怪しさの中で普通に生活しようと、家族を守ろうと努めていく、正常でいようという保ち方が難しいなと思いました」と打ち明け、「私自身だったらすぐに引っ越しちゃうなと思いながら演じていました」と笑った。

イベントでは、「本作を一言で表すと?」というお題についてキャストが直筆で回答。吉岡は「轟」としたため、「後藤家の皆さん、私たち阿川家、主人公の大悟のことを考えて決めたんですけど、みんな頭の中でとんでもない音量で叫んでいたり、わめいていたり、物語が進むにつれて高杉さん演じる少年の叫びも聞こえてくる。撮影期間中ずっと、轟音みたいなものが聞こえてくる現場だなと感じていました」と説明した。

娘・ましろを演じた志水は「愛」と答え、「家族愛とか、後藤家のゆがんだ愛とか、そういうのをもとにして『愛』って書きました」と説明。吉岡は「深い! いい回答。しっくりくる」と感心し、柳楽も“いいね!”ポーズを見せていた。

フォトセッションでは、志水もほかの4人と顔の位置が近くなるように台に乗って撮影。吉岡は志水と向き合い、身長が同じくらいになったというような動きをしてにっこり。降壇時も志水のことを気にかけ、優しい表情を見せていた。

『ガンニバル』は、Disney+(ディズニープラス)「スター」で12月28日より配信。