筑後市観光協議会は、筑後市熊野神社に伝わる福岡県無形民俗文化財指定の火祭り「鬼の修正会(しゅじょうえ)」は、3年ぶりの通常開催を目指している。
鬼の修正会とは、約1,200年の歴史があると伝えられ、一年間の五穀豊穣と無病息災を願って行われる神事。21時頃から行われるクライマックスの大松明神事では、直径1m・長さ13mの大松明3本に火がつけられ、激しい炎が神社を照らす。その後、男衆が刈又(かりまた)と呼ばれる棒で大松明を支えながら、神社本殿を三周する。
3年ぶりの開催とあわせて、大松明神事を支える男性参加者を募集する。募集対象は20〜50代の健康な男性で、今年度20歳を迎える人は「特別参加者」として取扱う。参加費は無料。参加特典として、当日使用する鉢巻き・サラシを参加者全員にプレゼント。さらに特別参加者には、熊野神社と縁の深い天台宗坂東寺の三面出世大黒天神の御守り(またはストラップ)もプレゼントする。
募集人数の定員上限はないが、特別参加者は先着順で30名まで。募集期限は12月25日までとなっている。
鬼の修正会は、令和5年1月7日18:00集合、16時から本殿内で神事、17時からは地元小学生などによる小松明神事も行われる。