誰しも「なんだか気分が上がらない」「憂鬱(ゆううつ)だ」などと感じたことが一度はあるでしょう。嫌なことが続いたり天気が悪い日が続いたりすると、そう感じてしまう人も多いようです。
そのようなときに取り入れたいのが「気晴らし」です。本記事では、なんだか気分が晴れないと言う方におすすめの、45個のすぐに試せる具体的な気晴らし方法を紹介します。その他、言葉としての意味や使い方と例文、類語、英語表現もまとめました。
「気晴らし」の意味とは
「気晴らし」とは「他の物事に心を向け、気分を晴らすこと。心をまぎらせること」という意味です。「気晴らしに遊びに行く」「気晴らしに映画を観る」などと使います。
主に気分が乗らない、憂鬱な気分の場合に使われ、「(疲れやストレスなどで)すっきりしない気分を晴らす」といったニュアンスを持っています。
すぐできる、気晴らしに効果的な方法
気晴らしの方法は人によってさまざまですが、「何かに没頭する」ということがポイントとなります。
ここでは、気晴らしの方法として代表的なものを9つ紹介します。
運動をする
なんとなく気分が晴れないときには、体を動かす方法がおすすめです。じっとしているとどうしても頭が働き、嫌な気分を解消することができません。軽く運動をすることで気分を晴らしてみてください。
現代人がストレスを感じやすいのは、運動不足が原因であることも多いようです。特に最近では、仕事で頭はフルに回転しているのに、テレワークなどにより体を動かす機会は少なくなってきています。
活気のある毎日を過ごすために運動は欠かせません。気分が晴れないときにも効果が期待できるでしょう。
さらに運動することでよく眠れるようになることも期待できます。睡眠は心身の疲労の回復にいいとされているので、運動は気晴らしにぴったりといえるでしょう。
映画鑑賞をする
気晴らしの方法としては、映画を観るのもおすすめです。感動する映画や心が洗われるような映画を観て涙を流すと、心もデトックスされます。
このとき、悲しい内容の映画を観てかえってつらい気持ちにならないよう、注意が必要です。
ゲームをする
何も考えずにさくっとゲームをするのも、気晴らしの方法の一つです。ゲームをクリアするために指先を動かすことで脳が活性化します。さらにプレイに夢中になることで、嫌なことを考える時間もなくなるでしょう。
あまり複雑な内容のゲームだとかえってストレスがたまったり疲れてしまったりする可能性もあるので、単純なゲームがおすすめです。
本を読む
読書をしてリラックスするのもおすすめです。読書をするとその世界に入り込み、読み終わった後に気持ちがすっきりすることがあります。読書によってイライラが治まったり前向きな気持ちになったりという経験がある人も少なくはないようです。
読書は、ストレス解消法の一つとして、セラピーにも取り入れられている方法です。そのときの自分の気持ちに合った本を、ゆっくりと好きな場所で読むといいでしょう。
体のケアをする
エステやマッサージなどリラクゼーションを行い、身体をリフレッシュさせるのも一つの方法です。肌や髪などの手入れは、心や体をフレッシュな状態にするだけでなく、施術中はリラックスできるため嫌なことを考えなくていいという効果も期待できるでしょう。肌や髪・ボディなどもきれいになって、一石二鳥です。
人と会話をする
友達や家族と会話をするのも、気晴らし方法の一つです。愚痴を聞いてもらうのもいいですし、くだらない話で笑い合うのもいいでしょう。たまっていた鬱憤(うっぷん)を晴らしたり笑うことで嫌なことを忘れたりでき、頭もすっきりします。
もし気心の知れた友人がいない場合やなかなか会えない場合には、紙に自分の気持ちを書き出して整理するのもおすすめです。
ストレスの原因や感情を言葉にして書き出す
悩んでいるときは、ぐるぐると同じことを考えてしまいがちです。そのようなときは、何に悩んでいるのかや、その気持ちを紙などに書き出してみるのがおすすめです。
書き出すことで見える化ができ、客観的に悩みに向き合えるようになります。また書き出した内容を見てみると、意外と解決方法を思いつくこともあるでしょう。きれいに整理されている必要はないので、気楽な気持ちで取り組んでみましょう。
ただし、愚痴や悪口を書き出すだけだとマイナス感情をあおることになるので気を付けましょう。
意図的に笑う時間を作る
人の笑顔を見て、自然とこちらも顔がほころんだ経験はあるでしょう。気分が晴れない、悩みがなかなか頭から離れない、というときは、動物などかわいくてつい微笑んでしまうような動画や、お笑い番組などを観るのもおすすめです。
無心になれる単純作業に没頭する
時間があるとついつい悩んでしまうのであれば、考える時間を無くすという方法もあります。特に野菜を千切りにしたり、餃子を包んだり、編み物をしたりなどの単純作業は、心が無になりいったん不安な気持ちを忘れるのに役立ちます。
一度問題から離れることで、新たな視点を持って不安な気持ちに向き合えるようになりますよ。
まだある! 気晴らしにおすすめなこと・スポットリスト
その他の気晴らし方法や、ぴったりなスポットの例を36個まとめて紹介します。あなたにぴったりな気晴らしの仕方を見つけてくださいね。
・音楽を聴く
・好きな食べ物を食べる
・温かい飲み物を飲む
・ストレッチをする
・ヨガをする
・ゆっくり湯船に浸かる
・アロマを楽しむ
・昼寝をする
・空や海を眺める
・大きく深呼吸をする
・外に出て日光を浴びる
・買い物をする
・お酒を飲む
・料理をする
・服のコーディネートを考える
・今日の夕飯を考える
・趣味に没頭する
・週末にどこに出掛けるかを考える
・これからやってみたいことを書き出す
・海外ドラマを一気見する
・掃除をする
・自由に妄想をする
・服をリメイクする
・資格取得のために情報を集める
・動物と触れ合う
・自分で自分を褒める
・楽しかった思い出を振り返る
・旅行の計画を立てる
・一人カラオケに行く
・図書館に行く
・植物園に行く
・おしゃれなカフェに行く
・フェスやイベントに行く
・サウナに行く
・温泉に行く
・遊園地に行って絶叫マシンに乗る
「気晴らし」の使い方と例文
ここでは「気晴らし」を含む例文を参考に、言葉としての使い方のイメージを捉えましょう。
・気晴らしに音楽を聴いた
・たまには気晴らしに出掛けよう
・根を詰めてばかりではなく、気晴らしもした方がいいですよ
・普段、気晴らしのために何をしていますか
「気晴らし」の類語
「気晴らし」という言葉には、どのような類語があるのでしょうか。ここでは、「リフレッシュ」「気散じ」「憂さ晴らし」の3つを紹介します。
リフレッシュ
「リフレッシュ」とは「元気を回復すること、生き生きとよみがえらせること」といった意味があります。たまった不満などを発散するために行動する、といった意味で、「気晴らし」と同様の意味を持つといえるでしょう。
気散じ(きさんじ)
「気散じ」は「心の憂さをまぎらす」といった意味です。その他「気楽、のんき」といった意味もあります。前者の何かを楽しんだり刺激になる行動をとったりすることで心をまぎらす、といった意味では「気晴らし」と同じ意味を持つといえるでしょう。
憂さ晴らし(うさばらし)
「憂さ晴らし」は「苦しさやつらさをなんらかの方法でまぎらして忘れること」をいいます。「お酒を飲んで憂さ晴らしをする」などと使います。「他のことに興味を持ち、心配なことや腹立たしいことから気をそらす」といった意味合いで「気晴らし」と同じような意味を持ちます。
「気晴らし」の英語表現
気晴らしの名詞としての英語表現は「distraction(気晴らし、気の散ること、心の混乱)」「pastime(娯楽、趣味、遊び)」「diversion(転換、転用、流用)」「amusement(アミューズメント、娯楽、遊戯)」「relaxation(リラクゼーション、緩和、憩い)」「recreation(レクリエーション、保養、娯楽)」などが挙げられます。その他、気晴らしの方法によって英語表現は異なります。
「気晴らし」を理解し定期的にリフレッシュしよう!
「気晴らし」の意味や気楽にできる気晴らし方法、類語や英語表現を解説しました。
気分が落ち込むことは誰にでもあります。そのようなときに、発想を転換して何となくモヤモヤする気持ちを晴らすことができたら、落ち込んだ気持ちも和らぐでしょう。
この記事では、すぐにできるものから自分へのご褒美まで、具体的な気晴らしの方法を紹介しました。ぜひ参考にして、あなたなりの気晴らし方法を見つけてくださいね。