Amazonオーディブルは、小説家・西尾維新さんの新作書き下ろし長編『ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther town』を、12月29日から配信すると発表した。本作の朗読は、数多くのアニメやゲーム、吹き替えで活躍する声優・鈴村健一さん。

オーディブルの聴き放題対象タイトルで、通常の会員費は月額1,500円(初月無料)だが、2022年12月26日 23:59まで2カ月無料+100ポイントを進呈する新規登録者向けキャンペーンを実施している。

  • 西尾維新の新作がオーディブルで先行発表。故郷の町・安楽市が、「自殺の名所」として宣伝されようとしていることを知った推理作家の「私」は、15年ぶりに里帰りし、それを阻止しようとする

ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther townは、Audibleでも根強い人気を誇る〈物語〉シリーズの著者である西尾維新さんが、作家デビュー20周年を迎えた2022年の締めくくりに発表する書き下ろしの完全新作。オーディオファースト作品として展開する。

オーディオファースト作品とは、オーディオブックとして音声で配信した後、書籍として出版されるもの。Audibleと出版社による新たな取り組みとして、これまで3作品を配信してきた。本作は講談社との共同プロジェクトで、2023年に書籍の発売を予定。

作品詳細

  • 『ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther town』カバーアート

  • 作品名:『ウェルテルタウンでやすらかに R.I.P. werther town』
  • 著者: 西尾 維新
  • ナレーター:鈴村 健一
  • 出版社:講談社
  • 配信日:12月29日
  • あらすじ: 推理作家「私」のもとへ現れた、弩級に不審な町おこしコンサルタント。
    彼は「私」に、町おこしのために小説を書いてほしいと依頼する。
    小説の力を利用して、寂れゆく町・安楽市を自殺の名所にしたいと言うのだ。
    承諾した「私」だが、密かにその計画を阻止することを決意する。
    なぜなら安楽市は、「私」の故郷なのだから――。
    謎多き奇才・西尾維新がおくる、スラップスティックストーリー!
    カバーアートデザイン 小口翔平・須貝美咲(tobufune)

西尾維新さんコメント

この度はオーディブルファーストという新たな冒険をさせていただき、ありがとうございました。『ウェルテルタウンでやすらかに』は、西尾維新なりの『若きウェルテルの悩み』と言ったところ…かどうかはわかりませんが、若かったあの頃を思い出しながら、今の私で執筆しました。この場をお借りして、朗読してくださった鈴村健一さんに、深く御礼申し上げます。お楽しみいただけましたら幸いです!

鈴村健一さんコメント

朗読が先にリリースされるオーディオファースト作品ということで「声」で参加させていただきとても光栄です。仕事だとわかっていたのに読み始めるとそんなことを忘れて作品の世界に没頭しました。スラップスティックな世界観の中に誰もが向き合うべき問題が内包されている物語。この時代に触れる意味も大きい作品です。たくさんの人達に「聴いて」「読んで」いただきたいです。