精子提供の生殖補助医療を提供している、はらメディカルクリニックは、同院主催の同治療説明会に参加した、受診を検討する869名に対してアンケート調査を実施。このうち、回答が得られた169名の回答データを、12月20日公開した。

治療を知る時期については、妊娠成功率が低下する30代後半に知ったという回答が約半数を占めた。知った年齢が適切ではなかったとの回答が約65%となり、大学生までに知りたかったという回答が約60%を占めた。

凍結時期が早いほど妊娠成功率により寄与するのは自明ですが、実態的には身体的に妊娠が難しくなりはじめる30代後半に興味を持つ傾向が見られ、知る時期が遅くすぎたことを後悔している傾向が見て取れる。

治療への有用性については、人生設計において有効な選択肢となりうるとの回答が約86%を占めた。説明会参加後3か月の時点で、「受診予定なし」、「迷っている」を除けば、約70%が受診を進行中であることが分かった。また、同治療を友人、家族に教えたい、との回答が約90%を占めた。

卵子凍結をしないと決めた理由、迷っている理由を聞いたところ、卵子凍結をしないと決めた理由に費用をあげる割合が42%、迷っている理由に費用をあげる割合が約36%となった。