SOMPOひまわり生命保険は12月20日、「介護とお金に関する調査」の結果を発表した。調査は10月25日~27日、3歳以上~小学生以下の子を持ち、実家へ帰省する男女400名を対象にインターネットで行われた。
年末の帰省予定について聞いたところ、66.1%が「帰省する予定」と回答。「あと何回父母に会えるか考えたことがありますか?」と聞くと、46.0%が「ある」と回答した。
また、「ご自身の親の介護に不安はありますか?」という問いには、実に77.1%もの人が「ある」と回答。特に、「自分や家族の仕事と両立」(64.3%)や「認知症など精神的な疲労」(50.3%)、「経済的に十分な環境の準備」(48.7%)をあげる人が多かったが、一方で、「将来、ご自身の親の介護によりご自身の子どもに負担をかけないよう、充分な準備をしている」と回答した人はわずか4.8%という結果に。さらに、「ご自身の親が老後のケアや介護費用などを目的に対策を行っているかを知っている」と回答した人は23.3%と少なかった。
続いて、「帰省の際、孫(自分の子ども)におこづかいをもらいますか?」と質問したところ、22.8%が「必ずもらう」、39.0%が「だいたいもらう」と回答。
おこづかいの金額は、親から子どもへのおこづかいは60.0%が「1,000円以下」だったのに対し、祖父母から孫は「1,000円~5,000円未満」が54%。また、特徴としておこづかいを毎回もらう人ほど1回の平均のおこづかいが高額であることが分かっており、15.4%が「1回1万円以上」であることが判明。2021年の祖父母からのおこづかいの合計金額を聞いてみると、平均1万5,270円という結果に。ちなみに、2021年のお年玉の平均は9,222円だった。
続いて、「ご自身の親(父母)に孫のおこづかいより老後の備えにあててほしいですか?」と聞いたところ、実に52.8%が「そう思う」と回答。理由として「自分の生活を楽しんでほしい」(73.9%)、「健康で長生きするために使ってほしい」(58.8%)といった意見が多くあがった一方、2割以上が「将来何かあっても自分では経済的に支援できない」といったシビアな意見も見受けられた。